先日堀田先生の書籍である「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」を読んだら偏頭痛患者のエピソードが載っていました。
EATにより上咽頭炎の治療をしたら偏頭痛が収まり頭が軽くなったというエピソードでしたが、もしかしたら鼻うがいでも症状が緩和するのではないか?と思い試してみたら・・・
完治とは行きませんが、かなり症状が緩和されましたのでその体験をご紹介しますよ。
「慢性上咽頭炎を治しなさい」のエピソードはこれ。
堀田修先生の「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」の中に「つらい頭痛がなくなった」という項目があります。
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簡単にご紹介しますと、
偏頭痛が起きそうだから薬をください
薬を出す前に鼻の奥を調べましょう。
上咽頭擦過療法(Bスポット療法、EAT)
(ゴシゴシ・・・上咽頭炎をおこしているな。)
うぐぐ・・
EAT終了・・・
いつもと違います!頭痛がない
ということでこの患者さんは長年悩まされてきた偏頭痛ともおさらばできたそうです。
(エピソードには性別がありませんでしたがアイコンは男性にしました。そして省略していますので詳しく知りたい方は是非書籍を読んで下さい。)
ということで、慢性上咽頭炎の治療をすると偏頭痛は改善される可能性があることがわかりました。
そこで鼻うがいでも少しは効果が出ないかと試してみました。
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偏頭痛の一つ低気圧でつらいが軽減した!?
偏頭痛の症状といいますか、頭痛を起こす一つの原因である低気圧。
気圧が変化すると偏頭痛を起こしやすくなることが知られています。
かくいう私も、天気が崩れたり、朝から雨模様の天気のときは頭が重かったり、軽く痛かったりしました。
本格的な偏頭痛の強烈な痛みが出た場合は鼻うがいだけではどうにもならないですが、低気圧の所為で起こる軽い頭痛にマクサルトなどの専用薬を使うのも勿体ないなと考え我慢することが多かったです。
そこで、慢性上咽頭炎の治療で偏頭痛も良くなったという記述を読み、もしかしたらということで天気が崩れる、もしくは朝から雨模様だという日に鼻うがいをしたら・・・
かなり症状が改善されました!
頭の重さもほとんど無くなり、頭痛も(ちょっと不安感は残りましたが)ありませんでした!
ただし、普通の鼻うがいではないですよ。
本当は慢性上咽頭炎の治療としてEATを受けに行くのが良いでしょうが・・・ちょっとまだ勇気が出ないので(笑)鼻うがいでやってみました。
低気圧による偏頭痛を改善した鼻うがいとは!?
低気圧による偏頭痛(軽症)を改善させた鼻うがいの方法は・・・
です。
鼻うがいは一般的に生理食塩水(0.9%濃度)で行うことが多いです。
この濃度ですと体液とほぼ一緒ですので粘膜を痛めることもなく、浸透圧で細胞内の水分を絞り出すこともありません。
しかし、上咽頭で炎症を起こしているから偏頭痛が起きるのであれば、その炎症を鎮めないといけません。
そこで塩分濃度を3~4%ほどの濃い塩水を使い上咽頭の粘膜を刺激してみました。
浸透圧の関係で粘膜から水分が出てくるようで、濃すぎると鼻の奥の粘膜がジンジンします。
傷は無いためか、「滲みる」や「痛い」という感覚よりも「ジンジンする」という感覚ですね。
その御蔭か、低気圧時の偏頭痛のときによく起こる頭重感やなんとなく頭が痛いという感じが起きませんでした!
早速高張性食塩水での鼻うがいの方法をご紹介します。
高張性食塩水で鼻うがいをしよう!
早速、高張性食塩水での鼻うがい方法をご紹介します。
準備するのは、洗浄液を3~4%の濃度の食塩水で作ることです。
もしあれば重曹もひとつまみ入れます。
初めて濃い塩水で鼻うがいをするときはジンジンするのでびっくりすると思います。
濃すぎると少し痛みも感じますね。
また粘膜に傷があれば滲みるうと思います。
ですので「濃いな・・ちょっとつらい」と感じた時は、薄めて使用してください。
上咽頭の粘膜を刺激することが目的なのでちょっとジンジンするくらいが良いと思います。
また、濃い塩水で鼻うがいを終えたままにすると塩分が粘膜部分に残る所為か鼻の奥の粘膜が乾燥気味になります。
ですので、少し手間はかかりますが、洗浄液は2種類使います。
- 高張性食塩水(3~4%)
- 生理食塩水(0.9%)
余分な塩分が粘膜に残らないように、最後に生理食塩水でゆすぎます。
低気圧偏頭痛対策鼻うがい方法
- 高張性食塩水を使用し、普通に鼻うがいをします。
- 優しく高張性食塩水の洗浄液を注入し、反対側の鼻の穴からチョロチョロと出てきたら出口側の鼻の穴を摘んで塞ぎます。
- そのままそーっと洗浄液を注入していくと上咽頭いっぱいになり、溢れた分が喉の方に入っていきます。(口から出てきます。)
- その状態で注入していた側の鼻の穴も摘んで塞ぎながら専用ボトルを外します。
- 上咽頭が洗浄液で満たされている状態で20~30秒ほど待ちます。
- 摘んでいた手を離し、両穴から洗浄液を流し出します。
- これを2~3回ほど繰り返します。
- 最後の回を終えたときに洗浄液は流しだしますが、重力によって落ちてきた分だけにして「フンっ」と残りを出さないようにします。(洗浄液が上咽頭に少し残る感じです)
- 少し鼻の奥がジンジンしますが、そのまま5分ほど放置します。
- その後生理食塩水で優しく鼻うがいをして、上咽頭に残った塩分を洗い流します。
上咽頭というか鼻の奥の粘膜全体を高張性食塩水に漬け込んでうるかすイメージですね。
最後に生理食塩水で余分な塩分や浮いてきた汚れを洗い流すと言った方法です。
高張性食塩水を使用することで浸透圧の関係で粘膜の浮腫が解消され鼻が開通します。
長い説明になってしまいましたが、要は、
高張性食塩水 → 生理食塩水
の順で鼻うがいをするということです。
まとめ
偏頭痛は慢性上咽頭炎から起こることがあるようです。
実際に堀田先生をはじめ、EAT(Bスポット療法)で慢性上咽頭炎の治療を行っている病院では偏頭痛の改善も見られるようです。
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お近くにこのEATをやっている病院が無い方も多いと思いますので、まずは高張性食塩水を使用した鼻うがいを試してみてはいかがでしょうか?
私は基本的に鼻うがいを1日2回、朝と夜で行っています。
明日天気が崩れるぞ、低気圧が来ているな、という時は高張性食塩水で鼻うがいをするようにしています。
この鼻うがいをするようにしてからは、低気圧が来て頭が重い・・・、少し頭痛が・・・、偏頭痛が起きそうで不安、ということがかなり減りました。
偏頭痛に悩まされている方のご参考になれば嬉しいです。
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