黒胡椒(ブラックペッパー)は、多くの人が料理に欠かせない調味料の一つですが、実は健康にも良い効果があることをご存知でしょうか?
古くからアーユルヴェーダや伝統的な中国医学などで、薬としても使われてきた黒胡椒。最近の研究でも、その健康効果が注目されています。
この記事では、黒胡椒の健康効果や、摂取方法などについてご紹介します。
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黒胡椒の効果とは?
黒胡椒は、料理に使われる香辛料の一つですが、実は健康効果もあることが知られています。以下に、黒胡椒の効果について解説していきます。
1. 風味を引き立てる
黒胡椒は、その独特の香りと辛みが特徴的です。料理に加えることで、その香りと辛みが料理全体を引き締め、味わいを深めることができます。特に、ステーキやシーフードなどの肉料理や魚料理によく合います。
2. 消化促進効果
黒胡椒に含まれる「ピペリン」という成分は、消化促進効果があります。食事中に黒胡椒を加えることで、食欲増進や胃の働きを活性化させることができます。
3. 抗酸化作用
黒胡椒には、ポリフェノールやビタミンCなどの抗酸化物質が含まれています。これらの成分により、体内の活性酸素を抑制し、細胞の老化を防止する効果が期待できます。
4. 栄養素の吸収を促進
黒胡椒に含まれるピペリンは、他の栄養素の吸収を促進する効果があります。例えば、ビタミンCやベータカロテンなどの吸収率が増加するため、野菜や果物を調理する際にも有効です。
5. 免疫力アップ
黒胡椒に含まれるビタミンCやポリフェノールは、免疫力を高める効果があります。料理に加えることで、風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも役立ちます。
6.血糖値の上昇を抑える効果
黒胡椒に含まれる「ピペリン」は、血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値が急激に上昇すると、インスリンの分泌が過剰になり、糖尿病のリスクが高まるため、黒胡椒を積極的に取り入れることで予防効果が期待できます。
参考:
7. 脳機能改善効果
黒胡椒に含まれる「ピペリン」には、脳機能を改善する効果があるとされています。動物実験の段階ですが、ピペリンは脳内の神経伝達物質の働きをサポートし、記憶力や集中力を高める効果が示唆されています。
今後の研究に期待ですね。
黒胡椒の雑学
ちょっと知っていると得をするかもしれない黒胡椒にまつわるお話です。
スパイスの王様
黒胡椒は、世界中で最も広く使われているスパイスの一つであり、スパイスの王様とも呼ばれています。
古代ローマでは、黒胡椒が貴重品として扱われ、貨幣の代わりに使われることもあったほどです。
色で違いがある
黒胡椒には、色の違いがあります。これは、黒胡椒の粒を収穫した時期や、加工方法によって異なります。
早期に収穫した黒胡椒は、若い粒と呼ばれ、緑色がかった色合いをしています。一方、収穫が遅れた黒胡椒は、完熟した粒と呼ばれ、黒い色合いをしています。
鼻をつまむと…
黒胡椒に含まれるピペリンという成分は、辛味や香りを持つため、鼻をつまんでしまうと、より辛く感じることがあります。これは、鼻から入ってくる空気が少なくなり、味覚や嗅覚が鈍くなるためです。
黒胡椒のデメリットは?
色々な調理に大活躍の黒胡椒ですが、食べ過ぎはやはり良くないです。
辛味もあり、あの風味ですから元々多量に食べられるものでもありませんが、辛味でもわかる通り胡椒類は刺激物です。
多量に食べると消化器官の粘膜を荒らします。
場合によってはお腹を下すことにもなりますね。
また、辛味に弱い方もいますよね?
そのような人は無理して多量に食べないようにしてくださいね?
辛いだけじゃなく、体の不調にもつながりますので。
まとめ
黒胡椒は、その香りや風味だけでなく、様々な健康効果がある調味料です。料理に加えることで、風味を引き立てるだけでなく、消化促進効果や抗酸化作用、栄養素の吸収を促進する効果など、様々な健康効果も期待できます。特に、肉料理や魚料理によく合うため、そのままか粗挽きにしたものを加えることが多いですが、他の調味料との相性も良く、様々な料理に使うことができます。ただし、加熱しすぎると香りや風味が失われるため、適度な加熱で使うことがポイントです。また、多量に摂取すると、胃腸に刺激を与えることもあるため、適量を守って使用するようにしましょう。
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