健康診断で「血圧が高めですね」と言われると、その場では平静を装っていても、帰宅後にじわじわ気になってきますよね?
ネットで調べれば、140/90mmHg、130/80mmHg、160/100mmHgと、数字が次々に登場します。
数字が多すぎて、血圧の話なのか暗証番号の話なのか、だんだん分からなくなってきますよね。
でも、最初にひとつだけ押さえておけば大丈夫ですよ。
高血圧の診断基準が、2026年に160/100mmHgへ変わったわけではありません。
高血圧を判断する基本の目安は、病院や健診で測る診察室血圧なら140/90mmHg以上ですね。
一方、130/80mmHg未満は、高血圧かどうかを決める線ではなく、治療や管理で目指す「降圧目標」として登場する数字ですよ。
ここを混ぜてしまうと、「130を超えたら高血圧なの?」「160未満なら放っておいていいの?」と、判断が真逆の方向へ走り出します。
この記事では、2026年時点の情報をもとに、診断基準、降圧目標、健診後の受診目安を分けて見ていきますよ。
難しい用語を丸暗記する必要はありません。
「自分の血圧を、どう受け止めればいいのか」を一緒に整理していきましょう。
- 高血圧の基準値は2026年に変わった?診断基準は160/100mmHgではありません
- 140/90・135/85・130/80・160/100の違いは?高血圧の数字を一覧で整理
- 高血圧の診断基準は140/90mmHg以上?病院と家庭で血圧が違う理由
- 130/80mmHg未満は高血圧の基準?JSH2025の降圧目標をわかりやすく解説
- 特定健診で血圧が高いと言われたら?受診目安と次にやること
- 高血圧は症状がないと大丈夫?自覚症状だけで判断しない理由
- 家庭血圧の正しい測り方は?朝夜の記録で医師に相談しやすくする方法
- 高血圧対策は何から始める?減塩・運動・生活習慣の見直し方
- 高血圧の基準値に関するよくある質問
- まとめ|高血圧の基準値は「診断基準・降圧目標・受診目安」で分けて考えよう
- 参考リンク
- 野菜価格高騰の今こそ!「らでぃっしゅぼーや」で安心・お得な食卓を
高血圧の基準値は2026年に変わった?診断基準は160/100mmHgではありません
まず結論からいきますよ。
2026年時点で、「高血圧の診断基準が160/100mmHg以上へ変わった」という理解は正しくありません。
では、なぜそんな話が広がったのでしょうか?
理由はわりと単純で、血圧に関する数字には、それぞれ別の仕事があるからですね。
高血圧かどうかを判断する数字。
治療で目指す数字。
健診後に、どのくらい急いで受診を促すかを見る数字。
同じ血圧チームに所属していますが、担当部署が違うわけです。
数字だけではなく、「何のために使われる数字なのか」を見る。
ここが分かると、一気に整理しやすくなりますよ。
診断基準が160/100mmHg以上に変わったわけではない
ネット上では、「高血圧の基準が160/100mmHgになった」という情報を見かけることがありますよね。
でも、これは高血圧そのものの診断基準が変わった、という意味ではありません。
160/100mmHgという数字は、健診後にどの程度強く医療機関への受診を促すか、という場面で登場します。
つまり、160/100mmHg未満なら放置していい、という免許証ではありません。
「まだ160じゃないからセーフ」と思いたくなる気持ちは分かります。
ただ、血圧の世界に“セーフ判定ボタン”はないんですね。
140/90mmHg以上が続いているなら、それだけでも家庭血圧を確認したり、医療機関へ相談したりする理由になりますよ。
診察室血圧140/90mmHg以上が基本の目安
高血圧を判断するときの基本になるのが、診察室血圧140/90mmHg以上です。
上の血圧が140mmHg以上、または下の血圧が90mmHg以上という意味ですね。
ただし、健診で1回だけ高かったからといって、「はい、高血圧確定」と自分で判決を下す必要はありませんよ。
健診会場では緊張しますし、急いで歩いてきた直後かもしれません。
前日に眠れなかったり、朝からバタバタしていたりすれば、血圧が高めに出ることもあります。
反対に、病院では普通なのに、家では高い状態が続く人もいますよ。
だからこそ、診察室血圧だけでなく、家庭血圧も一緒に見ていくわけですね。
130/80mmHg未満は診断基準ではなく降圧目標
次に混乱しやすいのが、130/80mmHg未満という数字です。
「上が130を超えたら、もう高血圧なの?」と思いますよね?
でも、130/80mmHg未満は、高血圧かどうかを決める診断基準ではありません。
主に治療中の人や、血圧管理が必要な人が目指す降圧目標として使われる数字ですよ。
もちろん、130を超えていても何も気にしなくていい、という話ではありません。
生活習慣を見直すきっかけとしては、十分に意味のある数字ですね。
ただし、130を超えたら即高血圧、という単純な線引きではない。
ここはしっかり分けて考えていきましょう。
140/90・135/85・130/80・160/100の違いは?高血圧の数字を一覧で整理
ここまで出てきた数字を、一度テーブルに並べてみますよ。
文字だけで追うと頭の中で渋滞しやすいですが、表にすると急に整列してくれます。
| 数字 | 主な意味 | どう受け止める? |
| 140/90mmHg以上 | 診察室血圧で高血圧を判断する基本の目安 | 病院や健診で繰り返し高いなら、家庭血圧も記録して相談する |
| 135/85mmHg以上 | 家庭血圧で高血圧を判断する目安 | 1回だけではなく、朝と夜の傾向で見る |
| 130/80mmHg未満 | 治療や管理で目指す降圧目標 | 高血圧かどうかを決める診断基準ではない |
| 160/100mmHg | 健診後の受診勧奨で使われることがある数字 | 新しい診断基準ではなく、160未満なら放置していいわけでもない |
こうして並べると、同じ数字の集まりでも役割が違うと分かりますよね?
診断、治療目標、健診後の対応を分ける。
血圧の数字を読むコツは、ほぼここに集約されていますよ。
140/90mmHg以上は診察室で見る診断の目安
病院や健診で測った血圧が140/90mmHg以上なら、高血圧を考えるひとつの目安になります。
とはいえ、1回だけの数値で全部を決めるわけではありません。
緊張、寝不足、寒さ、移動直後など、血圧はかなり空気を読みます。
こちらが焦っていると、血圧まで一緒に焦ってくることがあるんですね。
そのため、再測定や家庭血圧の記録も見ながら判断していきますよ。
逆に、何度測っても140/90mmHg以上が続くのに、「たまたま」と片づけ続けるのも避けたいところですね。
135/85mmHg以上は家庭血圧で見る目安
自宅で測る家庭血圧では、135/85mmHg以上が高血圧を判断する目安になります。
病院では緊張して高く出る人もいますよね。
反対に、病院では普通なのに、自宅や職場では高い人もいます。
だから家庭血圧は、ふだんの状態を知るための大事な材料になりますよ。
ただし、朝に1回高かっただけで落ち込む必要はありません。
血圧は日によって動きます。
今日の1回より、数日から1〜2週間の傾向を見る。
これくらいの距離感で付き合うと、数字に振り回されにくくなりますよ。
130/80mmHg未満はJSH2025の降圧目標
JSH2025では、降圧目標として診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満が示されています。
ここで「じゃあ132は高血圧なの?」と、また数字が追いかけてきますよね。
でも、この130/80mmHg未満は診断基準ではありません。
治療や管理によって、将来の脳卒中や心血管疾患などのリスクを減らすために目指す数字ですよ。
誰もが同じ方法で、同じ速度で下げればいいわけでもありません。
年齢、持病、ふらつき、薬の副作用などを見ながら、医師と調整していく数字ですね。
160/100mmHgは新しい診断基準ではない
160/100mmHgは、高血圧の新しい基準ではありません。
健診後に、より強く受診を促す場面で使われる数字です。
ですから、「159だからまだ余裕」とはなりませんよ。
血圧はテストの合格点ではないので、1mmHg下なら安心という話ではないんですね。
140/90mmHg以上が続いている場合は、家庭血圧を確認し、必要に応じて相談していきましょう。
高血圧の診断基準は140/90mmHg以上?病院と家庭で血圧が違う理由
「病院では高いのに、家ではそうでもない」
「健診では普通だったのに、家で測ると高い」
こんな経験、ありませんか?
血圧は、測る場所、時間、姿勢、緊張、睡眠、直前の行動などで変わります。
つまり、意外と繊細なんですね。
こちらが階段を駆け上がった直後でも、何事もなかった顔をして一定の数字を出してくれるほど無口ではありません。
血圧は1回の数字ではなく、測った条件と続いている傾向を見る。
ここを意識していきましょう。
病院では緊張して高く出ることがある
病院や健診会場で測る血圧を、診察室血圧と呼びます。
診察室血圧は大切な情報ですが、緊張の影響を受けることがありますよ。
「高かったらどうしよう」と思いながら順番を待つだけでも、落ち着かなくなりますよね?
このように、医療機関では高いのに、家庭ではそれほど高くない状態を白衣高血圧と呼びます。
ただし、家で低かったからといって、自分だけで「問題なし」と決めるのは早いですよ。
病院の数字と家庭の数字を両方見て、医師と一緒に判断していくのが基本ですね。
家庭血圧はふだんの傾向をつかみやすい
家庭血圧は、自宅で落ち着いて測れるのが強みです。
毎朝、毎晩、なるべく同じ条件で測ると、ふだんの血圧が見えやすくなりますよ。
一度だけの数値よりも、記録が並んでいる方がずっと役立ちます。
「朝だけ高い」
「夜は落ち着いている」
「寝不足の日に上がりやすい」
こうした傾向まで見えてくると、診察での相談も具体的になりますよね。
病院では正常でも家庭で高い仮面高血圧に注意
病院では正常でも、家庭や職場で高い状態が続くことがあります。
これを仮面高血圧と呼びます。
健診で問題なしと言われると、そこで安心したくなりますよね。
でも、自宅で高い状態が続いているなら、その記録は見逃さない方がいいですよ。
病院の数字だけでは見えない部分を、家庭血圧が補ってくれるわけですね。
130/80mmHg未満は高血圧の基準?JSH2025の降圧目標をわかりやすく解説
130/80mmHg未満という数字を見ると、「130を超えたら高血圧」と受け止めたくなりますよね?
でも、ここは違いますよ。
130/80mmHg未満は診断基準ではなく、治療や管理で目指す降圧目標です。
高血圧かどうかの線引きと、治療で目指すゴールは別物なんですね。
スタート地点とゴール地点を同じ数字だと思うと、さすがに道に迷います。
130を超えたらすぐ高血圧ではない
たとえば、健診で上の血圧が132mmHgだったとしましょう。
この数字だけで、「高血圧になった」と決める必要はありません。
ただ、「まったく気にしなくていい」とも言い切れませんよ。
130mmHg台は、塩分、運動、体重、飲酒、睡眠などを見直すきっかけとして使えます。
病気の宣告ではなく、生活を少し整える合図として見ていくといいですね。
治療中の人が目指す数字として使われる
JSH2025では、診察室血圧130/80mmHg未満が降圧目標として示されています。
家庭血圧では125/75mmHg未満ですね。
ただし、誰でも何が何でもこの数字まで下げればいいわけではありません。
血圧が下がりすぎれば、ふらつきや転倒につながることもありますよ。
薬の効き方や副作用も、人によって違います。
そのため、年齢、持病、日々の体調を見ながら、医師と調整していきます。
目標値を見て、自分で薬を増やしたり減らしたりしない。
ここは大事なので、しっかり押さえておきましょう。
家庭血圧では125/75mmHg未満が目標
家庭血圧の降圧目標は、125/75mmHg未満です。
病院より低い数字になるのは、自宅の方が落ち着いた条件で測りやすいからですね。
ただ、朝に一度高かっただけで慌てなくても大丈夫ですよ。
寝不足、飲酒、寒さ、塩分の多い食事、ストレスでも数字は動きます。
数日から1〜2週間ほど記録して、全体の流れを見ていきましょう。
特定健診で血圧が高いと言われたら?受診目安と次にやること
健診で「血圧が高め」と言われると、帰宅後に結果票を何度も見返してしまいますよね?
「病院に行くべき?」
「生活を変えればいい?」
「これはもう薬?」
いろいろ考えてしまいます。
でも、健診の数字だけで病気が確定するわけではありませんよ。
健診結果は、次に何を確認し、どう動くかを考えるためのサインです。
健診結果だけで高血圧が確定するわけではない
健診の日は、いつもと条件が違いますよね。
朝から急いでいたり、会場で緊張していたり、前日に眠れていなかったりします。
こうした条件でも血圧は上がります。
そのため、健診結果は最終判定というより、次の確認へ進む入口として見ていきますよ。
まずは家庭血圧を朝と夜に測る。
数日から1〜2週間ほど記録する。
高めが続くなら医療機関へ相談する。
この流れにすると、怖がりすぎず、見逃しにくくなりますね。
160/100mmHg未満でも放置していいわけではない
健診後の案内では、160/100mmHg以上で、すぐに医療機関への受診を促す区分が示されることがあります。
ここだけ見ると、「159ならまだ大丈夫」と思いたくなりますよね?
でも、それは違います。
160/100mmHgは、新しい診断基準ではありません。
受診をどの程度強く促すかという、対応上の目安です。
140/90mmHg以上が続いているなら、家庭血圧を記録し、必要に応じて相談していきましょう。
健診結果と家庭血圧をセットで持っていく
医療機関へ相談するときは、健診結果だけでなく、家庭血圧の記録もあると話が進みやすいですよ。
- 日付
- 朝の血圧
- 夜の血圧
- 脈拍
- 服薬の有無
- 気になる症状
- 飲酒や寝不足などのメモ
全部を完璧に書く必要はありません。
日付と朝夜の血圧だけでも、十分に役立ちますよ。
説明が苦手でも、記録を見せれば伝わることがあります。
血圧手帳は、診察室で急に話が飛ばないためのカンニングペーパーみたいなものですね。
高血圧は症状がないと大丈夫?自覚症状だけで判断しない理由
「頭痛もないし、めまいもないから大丈夫」
そう思いたくなりますよね。
でも、高血圧は自覚症状がほとんどないまま続くことがあります。
症状がないことは、血圧に問題がない証明にはなりません。
反対に、頭痛やめまいがあるからといって、すべてを高血圧のせいにするのも早いですよ。
高血圧は気づきにくいまま続くことがある
血圧が高くても、仕事も家事も普通にできる人は少なくありません。
体が動くと、「まだ大丈夫」と感じますよね。
でも、高めの血圧が長く続けば、血管、心臓、腎臓などへ負担がかかる可能性があります。
症状が出てから確認するのではなく、健診や家庭血圧で気づくことが大切ですよ。
頭痛やめまいの原因を血圧だけに決めつけない
頭痛、めまい、動悸、耳鳴り、息切れがあると、「血圧のせいかな」と考えますよね?
血圧が関係している場合もあります。
ただ、睡眠不足、脱水、貧血、ストレス、感染症、耳の病気など、別の原因も考えられます。
さらに、頭痛や不安で一時的に血圧が上がることもありますよ。
症状があるときほど、血圧の数字だけで自己判断しない。
これが大切ですね。
急な強い症状があるときは早めに相談する
次のような症状が突然出たときは、記録を集めてから考えようとせず、早めの相談を優先してください。
- 今までにない強い頭痛
- 胸の強い痛み
- 強い息苦しさ
- ろれつが回らない
- 片側の手足に力が入りにくい
- 視界が急におかしくなる
- 意識がぼんやりする
「大げさかも」と迷いますよね。
でも、ここは遠慮大会ではありません。
何もなければ、それでよかったと考えればいいですよ。
家庭血圧の正しい測り方は?朝夜の記録で医師に相談しやすくする方法
家庭血圧は、普段の状態を知るための大切な手がかりです。
ただし、自分で病名を決めるための道具ではありませんよ。
家庭血圧は、医師へ相談しやすくするための記録として使っていきましょう。
朝と夜にできるだけ同じ条件で測る
朝は、起きてから1時間以内を目安に、トイレを済ませ、朝食前、薬を飲む前に測ります。
夜は、寝る前が分かりやすいですね。
測定前は1〜2分ほど座って、気持ちと体を落ち着かせます。
朝の忙しい時間に「早く測らなきゃ」と焦ると、血圧計まで急いだ数字を出してくることがありますよ。
ほんの少し座ってから測っていきましょう。
- 背もたれのある椅子に座る
- 足を組まない
- 腕を心臓の高さに近づける
- 測定中は話さない
- できるだけ同じ腕で測る
1回の数字より数日間の傾向を見る
家庭血圧で一番疲れるのが、1回ごとの数字に一喜一憂することです。
朝に高いと、その日ずっと気になりますよね。
低い数字が出ると、「もう治ったかも」と思いたくなります。
でも、どちらも1回では判断できませんよ。
今日の数字より、数日から1〜2週間の流れを見ていきましょう。
スマホや血圧手帳に残す
記録方法は、紙でもスマホでも血圧計のアプリでも大丈夫です。
立派な表を作ろうとして3日で終わるより、簡単なメモを2週間続ける方が役立ちますよ。
- 日付
- 朝の血圧
- 夜の血圧
- 脈拍
- 服薬
- 体調
最低限、このくらいで十分ですね。
高血圧対策は何から始める?減塩・運動・生活習慣の見直し方
血圧が高めと言われると、「食事も運動も睡眠も、全部変えなきゃ」と思いますよね?
でも、全部を一度に変えると、だいたい三日後に心が欠席します。
だから、小さく始めていきますよ。
高血圧対策は、完璧さより続けやすさです。
減塩はできることをひとつ選ぶ
減塩と聞くと、味のない食事を想像してしまいますよね。
でも、急に仙人の食生活へ移行する必要はありません。
まずは、塩分が増えやすい行動をひとつ変えてみましょう。
- 麺類の汁を残す
- しょうゆやソースをかけずにつける
- 味噌汁やスープの回数を少し減らす
- 漬物や加工肉を毎日食べない
- 食品表示の食塩相当量を見る
しょうゆを「かける」から「つける」に変えるだけでも始めやすいですよ。
味を完全に我慢するのではなく、使う量を少し減らしていきましょう。
食塩相当量の目標を知っておく
日本人の食事摂取基準2025年版では、18歳以上の食塩相当量の目標量は、男性が1日7.5g未満、女性が1日6.5g未満です。
高血圧対策では、1日6g未満が目安になります。
「6gなんて無理」と感じますよね?
外食や加工食品が多い生活では、簡単ではありません。
だから最初から完璧を目指さなくていいですよ。
まずは今より少し減らす。
目標値は自分を責める数字ではなく、近づいていく方向として見ていきましょう。
運動・体重・飲酒・喫煙も少しずつ見直す
血圧対策は減塩だけではありません。
運動不足、体重、飲酒、喫煙、睡眠不足、ストレスも関係します。
ただ、全部を同時に直さなくても大丈夫ですよ。
運動なら、5分だけ歩く。
体重が気になるなら、甘い飲み物を水やお茶へ替える。
お酒が多いなら、週に1日だけ休肝日を作る。
喫煙しているなら、禁煙外来を調べてみる。
これくらいから始めていきましょう。
| 気になること | 今日からできる一手 |
| 塩分が多い | 麺類の汁を残す |
| しょうゆをよく使う | 小皿につける |
| 運動不足 | 5分だけ歩く |
| 甘い飲み物が多い | 1本を水やお茶へ替える |
| 飲酒量が多い | 休肝日を1日作る |
| 喫煙している | 禁煙外来を調べる |
小さすぎると感じますよね。
でも、小さいから続けられます。
続けられるから、あとで差が出てくるんですね。
なお、腎臓病などがある人は、カリウムを多く含む食品を自己判断で増やさないようにしてください。
持病がある人や治療中の人は、主治医や管理栄養士と相談しながら進めていきましょう。
高血圧の基準値に関するよくある質問
上の血圧が130を超えたら高血圧?
130mmHgを超えただけで、高血圧と決まるわけではありません。
診察室血圧で高血圧を判断する基本の目安は140/90mmHg以上ですよ。
ただし、130mmHg台は生活習慣を見直すきっかけになります。
病気の確定ではなく、早めに整えるサインとして見ていきましょう。
家庭血圧と病院の血圧はどちらを信じる?
どちらか一方ではなく、両方を見ますよ。
病院の血圧には病院の意味があり、家庭血圧には日常の傾向を知る役割があります。
「どちらが本物?」と決めるより、両方の記録を医師に見てもらう方が早いですね。
症状がなければ様子見でいい?
高血圧は症状がないまま続くことがあります。
そのため、「何も感じないから大丈夫」とは言い切れません。
健診で高めだったり、家庭血圧で高い状態が続いたりするなら、記録を持って相談していきましょう。
血圧の薬は一度始めると一生やめられない?
薬を続けるか、減らすか、変更するかは、人によって違います。
生活習慣や体重の変化によって、薬の内容が見直されることもありますよ。
ただし、血圧が落ち着いているからといって、自己判断で中止するのは避けましょう。
薬によって落ち着いている可能性もありますからね。
一度だけ血圧が高かった場合も受診する?
一度だけ高かったなら、まずは家庭で数日測ってみましょう。
睡眠不足、寒さ、緊張、飲酒、運動直後などで、一時的に高くなることがあります。
高めが続く場合や、健診でも高かった場合は、医療機関へ相談するといいですよ。
ただし、胸の痛み、強い頭痛、息苦しさ、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、記録を待たず早めに相談してください。
まとめ|高血圧の基準値は「診断基準・降圧目標・受診目安」で分けて考えよう
高血圧について調べると、いろいろな数字が出てきます。
140/90mmHg、135/85mmHg、130/80mmHg、160/100mmHg。
数字が多くて混乱しますよね。
でも、それぞれの役割を分ければ大丈夫ですよ。
| 数字 | 意味 |
| 140/90mmHg以上 | 診察室血圧で高血圧を判断する基本の目安 |
| 135/85mmHg以上 | 家庭血圧で高血圧を判断する目安 |
| 130/80mmHg未満 | 治療や管理で目指す降圧目標 |
| 160/100mmHg | 健診後の受診勧奨で使われることがある数字 |
130を超えたらすぐ高血圧ではなく、160未満なら放置していいわけでもありません。
ここが今回のいちばん大事なポイントですね。
血圧が気になるときは、朝と夜に家庭血圧を測って記録してみましょう。
健診結果と一緒に持っていけば、医療機関でも相談しやすくなりますよ。
高血圧対策も、最初から全部変えなくて大丈夫です。
麺類の汁を残す。
5分だけ歩く。
朝と夜に血圧を測る。
そんな小さな一手から始めていきましょう。
血圧管理は、自分を責めるための宿題ではありません。
これからの体を守るために、少しずつ整えていく作業ですね。
怖がりすぎず、でも見なかったことにもしない。
そのくらいの距離感で、自分の血圧と付き合っていきましょう。
この記事は、高血圧の基準値や健診結果の見方について、一般的な情報を整理したものです。
診断や治療、薬の調整は、年齢、持病、家庭血圧、体調、服薬状況によって変わります。
治療中の人は自己判断で薬を増減・中止せず、主治医へ相談してください。
不安があるときは、健診結果と家庭血圧の記録を持って相談していきましょう。
参考リンク
- 日本高血圧学会|高血圧治療ガイドライン
- 厚生労働省|標準的な健診・保健指導プログラム
- 厚生労働省 e-ヘルスネット|ナトリウム
- 厚生労働省 e-ヘルスネット|栄養・食生活と高血圧
- 日本高血圧学会|家庭血圧を測定しましょう

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