鼻うがいと聞きますとどーもハードルが高いようでおすすめしてもなかなかやってくれる人が居ないです。
かくいう私も散々「鼻うがいいいよ~!スッキリするよ~」と言われてきましたが実行するまで4年ほどかかっています。(笑)
それは海やプールで鼻に水が入ったときの痛さや不快感が嫌いだったからと言うのと、当時私の鼻うがいのイメージが「コップや桶に入った生理食塩水を鼻から吸い上げて吐き出す」というどう見ても難しそうな方法だったからです。
でも実際は鼻うがい器が色々とあり、器具を使うと簡単にできることがわかりました!
鼻うがいを始めてから約1年ほど経ちましたので、鼻うがいの方法も洗練されてきたと思います!
私流のおすすめの鼻うがい方法をご紹介しますよ♫
鼻うがいは専用容器を使おう!
鼻うがいは専用容器を使用すると劇的に楽にすることができますよ!
ここをケチって桶やコップで済まそうとすると・・・難易度が高くて挫折します。
自分で鼻から洗液を吸い込んで出すなんて!難しくて私もできませんよ!
専用容器ですが、柔らかいプラボトルで握ると噴水のように先端からピューッと水が出るものですよ。
おすすめはサイナスリンスキットです!
価格:3,948円 |
こちらは洗浄ボトルが3本付いて、洗浄液を作る粉末が250回分付いている超お買い得品です!
ボトルも長く利用していると汚れが気になりますので、交換用としても良いですし、家族や鼻うがい布教用として使用しても良いと思います。
そして鼻うがいは生理食塩水(0.9%濃度の食塩水)で良いですが、はじめは計量がわからなかったり、面倒だったりしますので、(慣れれば適当に塩を入れるだけでOK(笑))説明書通りに水に一袋溶かし込むだけですぐできますので安心ですよ。
またボトルも電子レンジ対応ですので、レンジにかけて滅菌もできますので手軽に衛生的です。
このタイプの洗浄容器ですと、ご自身の力の入れ具合で水の飛び出る量や勢いを調節できますのでご自分にあった使用方法が見つけられます。
鼻から自分で吸い込む必要はなく、ボトルを握ることで噴水のように水が出てきますよ。
早速おすすめの鼻うがいの方法を紹介していきますね。
鼻うがい初級編(怖い人用)
まずは鼻うがいの初級編です。
鼻うがいが怖い方。
染みるのではないか?苦しいのではないかとご心配の方は、まずは鼻の奥まで洗浄液を入れるのではなく、鼻の入り口付近だけに洗浄液が溜まるようにそ~と洗浄ボトルを握って見てください。
そして5秒ほど待ってから洗浄ボトルを鼻から離して洗浄液を出して下さい。
洗浄液は40度前後に温めて置くとより刺激が少なくなりますので鼻うがいをしやすくなりますよ。
私は電子レンジで600wで40~60秒ほど温めています。
- 洗浄ボトルの先端を鼻の穴にピッタリと押し付ける
- 口は半開きにして、小さい声で良いですから「エ~~~・・・」と声を出しておく
(気管の方に洗浄液が入らないように) - 恐る恐る優しく少しだけ洗浄ボトルを握って洗浄液を出す。
- 鼻の穴の中に水が溜まっているな~、というところで洗浄液を出すことを止める。
(鼻から洗浄ボトルは離さない) - 5秒ほど待ってから洗浄ボトルを離す
(だばーっと水が鼻から出てきます。) - 軽く「フーン」っと鼻をかむときのように鼻から水を出す。
- 今度は反対の鼻の穴でやる。
という感じで鼻の奥まで洗浄液を入れずに鼻の穴(ご自身でここまでなら洗浄液を入れても安心という量で少しずつ洗浄液の量を増やすように慣れてください。)の中だけを水洗いします。
まずは鼻の中に液体を入れても痛くない、大丈夫だとなれるようにしていきましょう。
そして鼻の入り口だけでも洗えると、それだけでも鼻がスッキリしますよ。
鼻うがい初級編(慣れた)
鼻に水が入ってくる、生理食塩水なら染みることもなく痛くもないことが実感できたら次のステップに入りましょう。
最近ではテレビのCMでもたまに鼻うがい「ハナノア」という商品が出ていますよね。
【小林製薬】【送料無料!2個セット】ハナノアデカシャワー 専用原液 濃縮タイプ専用原液 30ml×12包 価格:2,770円 |
あのCMを見ていると「ジャバーー」という感じで反対側の鼻から水が出てきていますね。
あれも慣れれば苦もなくできますが、初めのうちは少しむずかしいと思います。
そこで簡単なアドバイスを。
【鼻うがいをするなら色々諦めよ】
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諦めろって何??って思ったでしょうけど、鼻から喉にかけて力を抜くことが快適に鼻うがいをするコツだからです。
洗面台で鼻うがいをすることは初心者にはおすすめできないのもそこが理由になります。
なぜなら反対の鼻から出てきた水を狙ったところに落とす(流す?)のは意外と難しいからです。
そして鼻うがい中の顔もひどいことになります。
うまく反対側の鼻の穴の方に水が流れず、喉の方から口に流れてくることもあります。
「ブハッ」ってなることもありますからね。
現場を汚さないように鼻うがいをしようと余計なことを考えると鼻の奥や喉に力が入ってしまって塞がり気味になり、むせることもあります。
ですので、どれだけ汚しても大丈夫な状態、諦めの境地で鼻うがいをやりましょう!!
ということで、私がおすすめなのはお風呂場です。
変に洗浄液が垂れることもあるので、もちろん裸かパンツ一丁です(笑)
では早速方法を、と言っても初級と基本同じですが、洗浄液を鼻の奥を通して反対側の鼻の穴から出していきましょう。
- 洗浄ボトルの先端をしっかりと鼻の穴に押し付ける。
- 俯き加減の姿勢を取る。
- 洗浄ボトルを押し付けている鼻の穴の方が上になるように頭を横に傾ける。
- 口を半開きで開けて小さく「エ~~~~・・・」と言いながら洗浄ボトルを握って洗浄液をいれる。
- ゆっくり少しずつ入れていくと洗浄液が鼻の奥に到達した後で反対側の鼻の穴からチョロチョロと出てきます。
- 反対側も同じようにする。
CMのように「ダバーーー」っと反対側の鼻から出てこなくても大丈夫です。
ゆっくりそおっと洗浄液を入れていくだけで良いですよ。
反対側からツツーっと垂れるように洗浄液を出すだけでも少しは鼻の奥の粘膜が洗えています。
はじめは鼻の奥に液体が登って来るとびっくりすると思います。
このときに顔や鼻周辺、喉に力が入ると通りが悪くなり副鼻腔などに水が入って違和感が出たり、むせたりしますので、【諦めの境地】で力を抜くようにしてくださいね。
変なところに洗浄液が入っても問題ないので心配しないでください。
仮に飲み込んでも洗浄液は食塩と重曹ですので害は全くありませんのでご安心くださいね。
まずはこのように反対側の鼻の穴から洗浄液が流れ出るようにやってみましょう!
鼻うがい中級編
鼻うがいの中級編です。
これは勝手に私が言っていることです(笑)
反対側の鼻の穴から洗浄液を流すことができるようになりましたら、今度は少し勢いをつけて洗浄液を流して見ましょう。
ハナノアのCMのようにですね。
動画のようにきれいに反対側から洗浄液を出せるようには10回くらいもやればできると思います。
私はいろいろ諦めているので鼻うがいはお風呂でやりますけどね(笑)
そしてここから本当の中級編です。
鼻の奥の粘膜の汚れやゴミを取りたくて鼻うがいをしているので、鼻の奥をうるかせたくなりました。
そこで、
- 少しずつ洗浄液を入れて反対側の鼻の穴からチョロチョロ出す。
- そのまま反対側の鼻の穴を摘んで塞ぐ。
- 洗浄液は少しずつ入れ続けていると鼻の奥に洗浄液が溜まっていき溢れ出す
- 溢れた分は喉を伝って口の方に出てきます。
- 洗浄液を出すのを止めて両鼻の穴を摘んで塞ぐ。
- そのまま20~30秒ほど待機して奥の粘膜をうるかす。
- 両穴を開放し、洗浄液を出す。
- 軽く鼻をかむようにして残り分も軽く出す。
という感じで鼻の奥の粘膜部分(上咽頭あたり?)までを洗浄液に漬け込む感じうるかしています。
ゆっくりそろそろと洗浄液を入れていくのがコツです。
勢いよく入れると変なところ(副鼻腔や喉の方)に洗浄液が入って行くのでダメです。
この鼻の奥の粘膜をうるかすというのを左右1回ずつ行ってから、通常の鼻うがいをするとより一層スッキリしますよ!!
鼻うがい上級編
これも勝手に渡しが上級編と言っているだけです(笑)
実は鼻うがいに使う洗浄液は高張性食塩水の方が粘膜の浮腫が取れたり、鼻炎の症状が軽くなるという研究結果があるんです。
ですので私は3%前後の濃度の食塩水で鼻うがいをしています。
サイナスリンスですと、3袋分くらいですね。
私はもったいないのサイナスリンス1袋の他に食塩を3%ぐらいになるように追加しています。
食塩の濃度が濃くなりすぎると、鼻うがい時に粘膜がジンジンとしてきます。
渡しの場合は3%ほどだとあまりジンジンしませんので、この濃度で鼻うがいをしています。
そして肝心の上級編ですが・・・・
2種類の洗浄液で鼻うがいをします!!
というか、もう想像がついているかと思いますが、濃い食塩水で鼻うがいをした後に、その洗浄液を薄めて1%ほどにしてから仕上げの鼻うがいをします。
やり方は中級編と同じです。
高張性食塩水で鼻うがいを一通り行ったら、最後「フーン」とやらずにあえて濃い食塩水が鼻の奥の粘膜に少し残るようにします。
そのまま5~10分ほど放置しておくと、浸透圧の関係と粘膜が刺激されるからか鼻の奥の粘膜から粘液が分泌されてきます。所謂鼻水ですね。
それから1%前後の薄い食塩水で左右の鼻の穴から鼻うがいをします。
粘液がほとんど洗い流されるとかなりすっきりしますよ!
私がこの上級編鼻うがいをするときに使用する洗浄液の量は250ccほどです。
200ccほどで高張性食塩水を作り160~180ccほど使って鼻うがいをします。
残りをお湯で2~3倍ほどに薄めて仕上げの鼻うがいに使います。
洗浄液の温度は36~40度ほどが良いですね。
はじめに高張性食塩水で鼻うがいをするので鼻の奥の粘膜の浮腫みも取れて鼻通りが良くなります。
仕上げの1%前後の鼻うがいで奥の粘膜の汚れも粘液と一緒に流れてくれるので爽快ですよ!
まとめ
鼻から水を入れるということに抵抗感がある方が多いようですね。
私もそうでしたから気持ちはよくわかります。
ですが、1~3%の食塩水にすると全く痛くないばかりか、鼻うがい後の爽快感が病みつきになりますよ!
鼻の調子が良くないという方には本当におすすめですよ!
沁みないポイントは、
- 1%ほどの食塩水にする
- 36~38度ほどに温めておく
です。
冷たいままだと奥の粘膜に到着したときにちょっとびっくりするようです。
すぐ温度にも慣れて落ち着きますが、予め洗浄液を温めておきますとびっくりしませんよ。
鼻うがいは花粉症や鼻炎、後鼻漏だけじゃなく、風邪予防にも良いですのでおすすめです。
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