世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス。
専門家であるはずの病院でも院内感染が発生しています!
欧米ではかなり顕著に出ていますよね!
何で医療従事者が感染しているのか?
これだけ報道されて、業界内でも情報が共有されているだろうに、いまだ院内感染が防げないのか?
それは、怠慢とかミスではなく、盲点があったからだと考えました!!
新型コロナウイルスの感染源はどこにあったのでしょうか?
院内感染の盲点とは?
この点については一度報道されました。
簡単に言いますと、医療従事者たちが共用で使用するタブレットやパソコン、ボールペンやバインダーなどですね。
患者に相対する時は、十分に気を付けて感染症対策を講じています。
手袋をしてマスクをして場合によってはフェイスガードやメガネとかですね。
しかしそれでも感染が広がってしまった。
その時に言われ始めたのがタブレット。
医療関係者は医療の専門家ですが、ガジェット・機械系については分からないことが多いようです。
ですので、タブレットを消毒用アルコールで拭いたら(液体ですから)機械の内部に入って壊れると思ったのですね。
機械は水に弱いのは常識ですからね。
最近では防水仕様の物も出てきていますが・・・。
ですが、タブレットをウェットティッシュ程度の湿り具合のエタノールで拭いても壊れません!
私もタブレットの消毒をしますが、ガシガシ拭いています。
充電ケーブルをさすところや、スピーカーの穴などの穴部分は気を付けないといけません。そういうところには水分(液体)が入らないように、固く絞ってから拭くことが大事です。
そういうことでタブレットの消毒を躊躇っていた節がありますね。
タブレットにどこからかウイルスが付着し、次に触った人が感染するということを繰り返したと言われています。
共用のパソコンのキーボードやマウスも同じですし、カルテなどの紙の上でも数時間から1日は感染力を保って生きているのが新型コロナウイルスです。
抗菌ボールペンとかありますが、はたしてあの抗菌がどこまでウイルスに通用するか疑問ですしね。
ちなみに3日放置で大丈夫との見識は、米疾病対策センターとカリフォルニア大学ロサンゼルス校およびプリンストン大学の研究チームの発表を元としています。https://t.co/TSXTqKUltr
— わんわんお(非医療関係者) (@wang_wang_o) April 30, 2020
また医療関係者の休憩室では、同じ医療関係者しか使用できない為、油断してマスクを外したりしているという報道もありました。
でも休憩室ですからマスクも外すのは仕方ないですし、場合によってそこで昼食ということもあるでしょうからね。
おそらくは休憩室に入る前や入ってからすぐに手洗いなどの消毒を経てから休憩ということなんでしょう。
ですから、休憩室にはウイルスが居ないはずだったのですが・・・それが油断となり医療関係者に感染が広がったと言います・・・。
【院内感染 体温計も拡大要因に】https://t.co/RBvo8hVGZj
新型コロナウイルスの感染拡大は、医療の最前線まで広がっている。大分の病院では休憩室が感染を広げた可能性がある。また、感染症対策の専門家は「体温計を使いまわすだけで感染してしまう」と指摘。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 3, 2020
でも本当にそうなんでしょうか・・・??
病院での本当の盲点!
病院での本当の盲点とは?
これは今までなぜこの対応をマスコミも言ってこなかったのか、はなはだ疑問なんですが、感染症対策では当たり前のことです!
靴の裏の消毒は、東日本大震災時の避難所のノロウイルス対策でも必須でした。#新型コロナウイルス
#サタデーステーション pic.twitter.com/OkgrCSsZNc— ガッテム竹内(元ハガキ職人) (@gtt214214214) April 25, 2020
映像をツイートしてくださっていた方が居ましたのでご紹介です。
そうなんですよ!靴の裏!
豚コレラ(最近では豚熱に変えたそうですが)が発生した時も、その豚舎から出るときはタイヤから車体まで車を消毒し、ヒトも靴裏を消毒液で消毒していました。
そして、今回の新型コロナウイルス騒動でも、マスコミは何度も
「咳・くしゃみで舞った飛沫は大きい粒は数分で床に落ちます。ただし細かい粒になるとしばらく空気中を漂います」
なんてことを言っていました。
「空気中に漂う」ことを強調して伝えていましたが、実は大事なのは「床に落ちる」方です!
感染が広がると言いますと、空気中を漂うほうが遠くまで行きそうですが、実はそれは大した問題ではないのです!
何故かと言いますと、遠くまで行く間に周辺の空気で薄められてしまうので、感染するほどの濃度で届かないからです!
なぜそう言うかと言いますと、もし仮に空気中に漂うことが危険だとするならば、東京都のあの満員電車でこれほど感染者が少ないことが説明できないわけです!
ライブハウスのような密集した所で、みんなが大声を上げて息荒くしている環境では大量にウイルスを吸い込むことになり、感染するでしょうが、エアロゾル感染としたら、それでも感染者数が少ないのです。
靴の裏・床の上が盲点!?
くしゃみや咳で飛ばされたウイルスの多くは床に落ちます。
そしてその部分を踏んだ靴の裏に付着します。
そして・・・・遠くに運ばれるのです・・・。
中国の医療機関でですが、医療従事者の靴の裏の半数にウイルスが認められたそうです。
中国の新型コロナウイルス感染患者専門病院にて院内汚染度を調査。
陽性率は床の検体が比較的高く、医療スタッフの靴底の半数が陽性を示した。
陽性率は他にごみ箱、ベッド柵、ドアノブなど医療スタッフや患者が触れる物の表面で高かった。
医療スタッフの白衣袖口や手袋からもウイルスが検出。
— 匿名医師 (@freelifedoctor) April 24, 2020
それで、実際にウイルスに汚染されたものを使いまわしたから感染が広がった例もあります。
SARSが流行った時、香港のホテルで起きました。
SARSが香港のホテルで集団発生した事例では,感染者が宿泊した部屋で使用した雑巾で,同じ階の各部屋を掃除したとされる。その階では,掃除された部屋内に付着していたウイルスで物を介した感染(fomite transmission)が起こり,感染が各国の宿泊者に拡大したとされる。
緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)
SARSもコロナウイルスですが、昔からコロナウイルスは物を介して広がるウイルスだと知られています。(何故かマスコミでは、ヒトのくしゃみや咳から直接移るというような印象で報道していますが、その確率の方が感染全体から見たら少ないのです)
この香港と同じケースが今病院で起こっているのではないか?と考えられます。
医療従事者の靴裏もさることながら、清掃の方で広がっているのではないかという考えです。
病院の床はつるっとしています。ということは長い間感染力を持ってとどまります。
そこで水拭きをモップでした場合、殺菌・消毒力が無いですからモップに移り、床に塗り拡げられていきます・・・・
この繰り返しで病院のいたるところに徐々にウイルスが付着していくことになったのではないでしょうか?
また乾燥にどこまで強いかわかりませんが、床に塗られて乾燥したウイルスがもしかしたら近くを歩いた際に起きる風で再び上空に舞うこともあるのではないでしょうか?
さすがに床を拭いた雑巾で手すりを拭くとは思えないので・・・。
まとめ
新型コロナウイルスは床に居る!
ということで、念のために床掃除の時は何らかの方法で消毒をしたほうが良いと思います。
また新型コロナウイルス患者の部屋を出るときには靴の裏もしっかりと消毒するようにするとぐっと感染が減るのではないかと考えます。
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