日本人に馴染み深い食材である干し椎茸がなんと風邪予防にも有望だと言うのです！
生の椎茸よりも干し椎茸の方が栄養価が高くなると言うのはよく聞く話だと思います。
でも何に良いのかまでは知らない方が多いのでは無いでしょうか？
天日干しすることにより、ビタミンDが増え、骨粗鬆症予防に良いだとか、お子さんの成長を良くするのにも良いと聞いたことがあるかと思います。
実は免疫力も向上することがわかっているんですよ！！
椎茸からできた抗がん剤！？
https://www.irasutoya.com/2016/02/blog-post_621.html
実は椎茸に含まれる成分から作られた抗がん剤があるんですよ。
その成分とは・・・
椎茸由来のβグルカンであり、がん抑制作用があることが判明しています。
健康情報番組などで「βグルカン」というものが良いということはよく聞くと思います。
βグルカンと言っても色々と種類があるのですが、この椎茸由来のβグルカンである「レンチナン」は1985年に抗癌効果がある有効成分として厚生労働省から認可を受けています。
実際にクスリも開発され使用もされていましたよ。
その作用ですが、レンチナンが免疫細胞のうちのがん細胞を攻撃するnk細胞を活性化するというものです。
つまりは免疫が向上するわけですね！！
また天日に当てたり干したりすることによりビタミンDが豊富に含まれるようになります。
このビタミンDもまた免疫細胞に関係するものであるのでより免疫力向上に効果的なんですね！
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他にも有能な干し椎茸
椎茸には他にも有能な栄養成分が豊富です。
干し椎茸にすることによりより凝縮され、ビタミンDなどは特に増えていますので、干し椎茸で食べるのがおすすめです。
もちろん生椎茸もビタミンD以外はしっかりと含まれていますのでご安心ください。
生椎茸も1時間ほど天日で干せばビタミンDの量が倍増しますからおすすめですよ！
骨粗鬆症予防や骨の発育促進
先程から話題にしている通り、ビタミンDが豊富であるのでカルシウムと一緒に摂ることで骨の成長が促進されます。
骨が丈夫になりますよ。
その上、椎茸には骨粗鬆症予防に有効なトレハロースも豊富に含まれていますし、たんぱく質も多いので栄養価的にも◎です！
血液をサラサラに♪
椎茸に含まれる成分には血液中の血小板という怪我をした時に血を止める成分が血管内で固まりにくくする成分があります。
これにより血管内の変なところで血液が固まって血栓になることを防いでくれると言われています。
そして、研究では食べ物として食べていてもこの効果が有効であることがわかっています。
血栓予防で心筋梗塞や脳梗塞が予防できたら嬉しいですよね！
血中コレステロールや血圧の降下作用
椎茸を食べることで血中のコレステロール値が下がることが確認されています。
またラットの実験では干し椎茸の戻し汁を与えると血圧が下がることが確認されています。
抗酸化作用
椎茸からは抗酸化作用が強いたんぱく質が単離されています。
食べることにより活性酸素を消去してくれる可能性があると、研究が進められています。
肝障害を改善する可能性
ラットの実験では、椎茸の粉末を餌に混ぜて食べさせたところ肝障害の指標となるGOT、GPTの血液検査の値が下がることが確認されています。
こちらも人間での研究が進められています。
抗インフルエンザ作用
椎茸の胞子にはリボ核酸が豊富に含まれており、これがインターフェロンの生成を誘導するという研究結果があります。
つまりは免疫力を高める可能性があるということですね。
これが他のウイルス性の感染症にも有効だと嬉しいですね。
今後の研究に期待です。
抗腫瘍作用
椎茸は遺伝子の突然変異を防ぐ効果があることがわかっています。
しかもその効果が７１％以上という高いグループに属する食材ですよ。
がんは遺伝子の突然変異と言いますか、遺伝子の一部がコピーミスとなり変な形でできてしまった細胞と言われます。
このコピーミスの細胞はnk細胞などの免疫細胞が駆除してくれるのですが、そもそもコピーミスが起きなければ良いですよね。
椎茸はこのコピーミス（突然変異）を防いでくれる食材です。
また、先程も紹介しましたが、椎茸に含まれる「レンチナン」というβグルカンがnk細胞を活性化することがわかっています。
ラットの実験では食事として摂っても抗腫瘍効果が期待できるということでした。
「レンチナン」は傘が開き始める時が含有量が多く、採取したあとは比較的速やかに減少します。
5度貯蔵でも7日後には採取時から約２０％も減少することが分かっていますので、新鮮な生椎茸を食べるのが良いでしょう。
しかし、生椎茸を乾燥してもレンチナン含有量は変わらないですので、干し椎茸を利用するのも良いでしょう。
戻し汁もしっかり使うのがポイントですね。
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干し椎茸はスープにすると◎
干し椎茸は戻し汁も一緒に食べることが推奨されます。
というのも戻し汁にも栄養が溶け出しているので捨てるなんてとんでもない！！（笑）
煮物に干し椎茸を使うのも美味しいですが、煮汁を飲むことってそれほどありませんよね？
干し椎茸の有効成分を余すこと無く食すためにはスープが最適です。
そこでおすすめの干し椎茸を使ったスープのレシピがこれです！
干し椎茸だけじゃなく、クコの実やナツメ、生姜やニンニクも入った薬膳スープです。
参鶏湯がもともと薬膳ですものね。
皆さんいろいろ工夫して免疫アップスープを作っているんですね！
こちらは個人的に気になっているスープです。
ぜひ今度作ってみたいと思っています。
干し椎茸だけじゃなく生シイタケや舞茸、黒煉ごまなど身体に良い食材がてんこ盛りです。
スープは食材たっぷりで作っても美味しくできるので健康スープのレシピは色々ありますね。
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