皆さんなんとなくニンニクは身体に良いと聞いたことがあると思います。
滋養強壮にニンニク。
餃子や焼き肉にニンニクを使うことでスタミナアップでパワー倍増なんて言っていたりしますよね。
実はニンニクは本当に免疫力を上げることがわかって居るんです。
風邪や感染症に対抗するのもがんに対抗するのも身体に備わっている免疫です。
その中でもがんにも対抗するT細胞免疫をも向上させるのがニンニクの成分だという研究結果も出ていますよ。
早速見ていきましょう!
ニンニクは免疫力を向上する!
2003年のSARSが流行したときにも、ニンニクにはSARSの予防効果があるのではないかと情報がながれ香港では買い占めが起こったということですよ。
当時中国でも韓国料理を出すお店が大人気になったというニュースも残っています。
2003.04.27 18:42中国の最大都市、上海にある韓国食堂らがSARS(重症急性呼吸器症候群)のおかげで、しばらくの間特需を得ているようだ。
中国在住の韓国人らにはSARS感染者がいないうえ、外信がキムチとニンニクにSARSへの予防効果があると報じたのを受けて、上海の韓国食堂に外国人と中国人が押し寄せている。
韓国人が運営している食堂は、衛生の面で中国の食堂より安全だとのイメージがあり、SARSによる波紋にもかかわらず、売上げが伸びている側面もあるという。
香港でも韓国食堂が大人気を博している。韓国食堂「徐羅伐(ソラボル)」は、SARS予防の効果があるとされるイチョウとキキョウを入れて作った特別メニューを開発し、香港在住韓国人と香港人の上得意メニューになっている。
引用:https://japanese.joins.com/JArticle/39589
ニンニクに含まれる「アリシン」という成分が免疫力を向上させることは有名な話です。
アリシンとは
アリシンはニンニクを刻んだり潰したりするとできる化合物です。
強い抗菌・抗カビ作用を持つ成分です。
ニンニクの独特のあの強い臭気の元ですね。
ニンニクを刻んだり傷つけたりしなければ無臭のアリインという成分のままなので匂いはしないです。
ニンニクの細胞を傷つけると中に含まれる酵素とアリインが反応して臭気を持つアリシンに変わります。
アリシンには
- 疲労回復効果
- 血液中のコレステロール値の上昇を抑える
- 抗酸化作用
- 血糖値の上昇を抑える
- 血栓予防
- 感染症予防効果
- 食欲増進効果
の効果があると様々な研究からわかってきています。
アリシンには強い殺菌作用があるということですが、あのニンニクの香りの元がアリシンです。
つまりはニンニクを食べたあとはあの匂いがなかなか取れないですよね?
となればアリシンを周囲に(特に呼吸とともに)撒き散らしているということですね。
それをまた自分でも吸い込んでいるということです。
要するに殺菌作用のあるガスを吐き出したり吸い込んだりしているということです。
ということは口や鼻から入ってくる菌を一部殺菌できている可能性がありますよね?
そいうことで感染症を減らすことができるのかもしれません。
ガルリシン
もう一つ、ニンニクで注目されている成分が「ガルリシン」です。
アリシンはニンニク一欠に含まれる量は微量ですが、ガルリシンはそれなりに含まれているといいます。
ガルリシンはがん発生を抑制すると言われています。
がんに対する免疫を向上すると言うことですね。
実際にガルリシンを投与するとT細胞免疫が活性化されることがわかっています。
しかし、ガルリシン濃度が高くなりすぎると逆にT細胞の活性化を抑制してしまうようですので適度にとることが大切ですね。
スコルジン
ニンニクに含まれる特殊な成分であるスコルジンは新陳代謝を活発にする作用があり、エネルギーをしっかりと燃焼させます。
そしてホルモンの分泌を刺激して血行を良くする作用もあり、結果として免疫力向上に寄与しますよ。
ニンニクをどうやって食べれば良いの?
ニンニクが免疫力を高め、風邪を遠ざけることはわかりましたが、どのようにして食べたら良いのでしょうか?
成分によっては熱に弱いとかがありますが、ニンニクに関してはその成分が壊れにくいですので、どの様な調理方法でも大丈夫です。
ただ時間経過とともにアリシンなどは分解されてしまいますので、できたてを食べるのが一番良いですね。
そして基本的に火を通した方が良さそうですね。
刻んだり炒めたりとしたほうがアリシンができやすいです。
ただ、あの匂いが悩みですよね。
食後にブレスケアをというのが一番簡単ですが、ショウガやナツメと一緒にニンニクを食べると臭いがかなり減るとも言われますね。
あとは林檎も効果的だといいます。
時間経過とともに分解されてしまうアリシンですが、油との相性は良く、油とともにすると長持ちします。
ですのでニンニク料理といえば割と油を使うメニューが多いですね。
調理の際も油にニンニクみじん切りを入れて加熱し、香りが出てきたら食材を炒めるというような調理法も多いです。
そこでおすすめなのが「アホエンオイル」ですよ。
自作も手軽ですし、使い勝手も良いですからね。
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アホエンオイルの作り方
アホエンオイルはニンニクとオリーブオイルで作ります。
アリシンがアホエンという成分に変わるためか、臭いも弱くなりますので気にせず食べられるのが嬉しいですね。
基本的にアホエンオイルはサラダにかけたりと非加熱で使用しますよ。
早速材料ですね。
- ニンニク 2片
細かくみじん切りにします。 - オリーブオイル 100ml
では早速作り方です。
- にんにくを細かく刻んで2時間ほど常温で放置します。
(刻んだ状態で2時間置くことでアホエンの量が3倍近くまで増えます。) - オリーブオイル100mlを耐熱容器に入れて鍋で湯煎で50度くらいまで温めます。
- 温まったオイルに1のニンニクのみじん切りを入れて、火を止め、3時間ほど置きます。
- 密閉できる保存容器に茶こしなどでニンニクを濾してオイルだけを取りあとは冷蔵庫で保管してください。
フライドガーリックを作るわけでは無いのでオリーブオイルの温度は50度前後で良いです。
あとはじっくりとニンニクから成分を抽出するので3時間ほど時間が必要ですね。
そして肝心の消費期限ですが、冷蔵庫で約1週間ですよ。
保存容器は使用前にかならず煮沸消毒をしておきましょう。
沸騰したお湯に数分つけておけばOKです。
ですのでガラス容器が良いでしょう。
ご自分で作るのが大変・正解が分からないというアナタ!
アホエンオイルは市販もされていますからご安心くださいね。
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なかなか拘って作られているアホエンオイルもあるようですよ。
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アホエンオイルで下痢や胃腸が荒れる?
アホエンオイルで副作用が起きるという話がありますが、それはニンニクの強力な殺菌作用からとも言われます。
アホエンオイルを作る時に有効成分が多いほど良いだろうとニンニクを多めにして作る人が居るのですが辞めてくださいね。
アリシンにもアホエンにも殺菌作用がありますので濃すぎると、腸内の善玉菌といいますか、善悪関係なく菌類を駆逐していきます。
そうすると腸内バランスが壊されてしまいますので下痢や胃腸の不調に繋がりますよ。
何でも程々が一番です。
上記の作り方でも下痢や不調が出る方は、ニンニクの量を減らして作ってくださいね。
もしくは一度に摂取するアホエンオイルの量を減らしてください。
ニンニク餃子もバランスが良いよ
もう一つは手間がかかりますがニンニク餃子がおすすめです。
ビタミンB1とアリシンが結びつくと安定して体内に残りやすくなります。
それだけ糖からエネルギーを作るのに必要なビタミンB1が体内に居てくれるので疲労回復に期待が持てます。
そのビタミンB1が多く含まれるのが豚肉です。
餃子は豚肉を使ったニンニク餃子がおすすめですね!
餃子はいろいろなレシピが公開されていますので色々作って楽しむのも良いですね。
ニンニクは免疫力を向上しますよ!
ニンニクにはアリシンやガルリシンなどが含まれ、これらの成分が免疫力を向上するのに効果的な詩文だということが様々なところで研究されています。
ニンニクが免疫機能を高めたことが示唆された研究です。
それらの成分だけでなく、ニンニクを食べることでがんの発生を抑制したり、動脈硬化を防いだり、肝臓や肺を守り気管支炎や喘息の症状を緩和することも知られています。
世界的にもニンニクは滋養強壮に良く身体を丈夫にいしてくれると昔から言われて来て食卓に並んできていましたね。
研究でも裏付けされてきていますので安心して食べられる食材です。
あの臭いさえなんとかなれば毎日でも食べたい食材ですよね。
しかし刺激の強い食材であることも確かですので、加熱して食べたほうが刺激が弱まりますので調理して食べたほうが良いですよ。
あとは食べすぎに注意ですね。
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