みなさん長芋って聞くとどんな料理が思い浮かびますか?
私は断然トロロですね。
トロロご飯にするとお米を3杯はいけます(笑)
納豆も追加するの良いですよね?
とろろそばも大好きです。
ネバネバは身体に良いと健康情報番組でもよく言われますよね。
実際長芋は免疫を高めてくれる作用が研究からも分かっているのです。
滋養強壮にも良いとも言われますね。
そんな長芋ですが、実は〇〇○にもなっていたんですよ!!
長芋は〇〇○にも使われる食材だった!?
今回調べてみて初めて知ったのですが(恥ずかしい)、なんと長芋から
が作られていたんですよ!!
そりゃあ効能あらたかですよね!!
その漢方薬とは、
です。
六味地黄丸とは?
六味地黄丸は滋養強壮の漢方薬として知られていますが、現在でも処方されていますよ。
お世話になったことのある人もいらっしゃると思います。
漢方で有名なツムラでもありますよ。番号は87番です。
名称がちょっと変わって「六味丸」といいます。
「八味地黄丸」という処方から2つの生薬を抜いた処方ですよ。
配合生薬
地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)
出典:ツムラ
https://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/087.html
この配合生薬の中の【山薬】というのが長芋です!!
驚きました。
六味地黄丸の効能は?
六味地黄丸の効能は、平成29年に厚生労働省から出された「一般用漢方製剤製造販売承認基準(PDF)」によりますと、
166E 六味丸(六味地黄丸)
〔成分・分量〕地黄 5-6、4-8、山茱萸 3、3-4、山薬 3、3-4、沢瀉 3、3、茯苓
3、3、牡丹皮 3、3
(左側の数字は湯、右側は散)
〔用法・用量〕(1)散:1 回 2g 1 日 3 回
(2)湯
〔効能・効果〕体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに
手足のほてり、口渇があるものの次の諸症:
排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ出典:「一般用漢方製剤製造販売承認基準(PDF)」P.49
とあります。
もともとは小児の腎虚という状態の時に使われるように創作された漢方薬の様です。
一方で本来、六味地黄丸は出典が「小児薬証直訣」という文献名であることからわかる通り、小児の腎虚向けに創作された漢方薬です。
小児における腎虚の症状としては身長が伸びず体重が増えない、体力がない、うまく歩けない、歯や髪が生え揃うのが遅い、言葉の発達が遅いといったものが代表的です。六味地黄丸が生まれた経緯としては小児を対象にしたものですが、上記の効能・効果が示すように腎虚が認められれば年齢を問わず幅広く使用が可能です。
引用:https://ikwc.jp/cgi-bin/info/archives/51.html
年齢とともに衰えた体力を補う効果もあるとのことですよ。
その漢方薬に含まれるのが長芋なんですね!
長芋は免疫力を向上させる!
長芋が漢方薬になっているということで驚きましたが、長芋を食材として食べても有効ですよ。
ネバネバの成分である多糖類が免疫機能を高めることが研究からも分かっています。
また長芋に含まれる「粘液タンパクが心血管系等の脂肪の沈着を防ぎますし、血中のコレステロール値を下げ、皮下脂肪を減らし肥満を予防する効果があることも研究から分かっています。
しかしすぐに効果が出るものではないので持続して食べて長い目で効果を見るようにしましょう。
またいくら身体に良いからと言って一度に大量に食べてはいけません。
長芋をすり下ろしていると痒くなる方もいるでしょう?
体質によりかぶれることもありますし、何より食物繊維が多いですから一度に食べすぎると便秘がより悪化することがあります。
適量と言いますか、まぁ一般的なとろろそばやとろろ飯程度の量で十分と言えますよ。
とろろと言った通り、長芋は生で食べるのがおすすめです。
長芋に含まれるデンプン酵素が熱に弱いので、加熱時間が長くなると壊れてしまいます。
とろろ汁などにする場合は、完成間際に入れるくらいがちょうど良さそうですね。
長芋はあまり火を通さないほうがGood!
長芋はデンプン酵素が熱に弱いのであまり火を通さないほうがGoodなようです。
とろろ汁も美味しいですが、レシピでもとろろは最後に入れますよね?
その方が美味しいということもありますが、皆さん昔から何となく分かっていたのでしょうね。
とろろ汁も簡単ですのでぜひ食べてもらいたいですね。
他にもなめこと山芋でおつまみにもなる一品も美味しいですよ。
長芋と梅肉って相性抜群ですよね!!
これ好きなんですよ!
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