こんにちは。今回は、俳優の窪田正孝さんが降板したことで話題になった「第一頚椎の剥離骨折」について、その原因や症状、治療法などを解説します。
第一頚椎とは
第一頚椎とは、頭蓋骨のすぐ下にある首の骨の一番上の部分です。
この骨は、頭蓋骨と関節を形成しており、首の動きを支えています。また、この骨には靭帯という組織が付着しており、骨と骨をつないで関節の安定性を高めています。
第一頚椎の剥離骨折とは
「第一頚椎の剥離骨折」とは、首の骨の一番上にある第一頚椎が、骨と骨をつなぐ靭帯とともに剥がれてしまう状態のことです。
これは、首に強い力が加わったときに起こります。
たとえば、交通事故や高所からの転落、スポーツ中の事故などで、首をひねったりぶつけたりしたときです。
このように靭帯が剥がれると、第一頚椎と頭蓋骨の間の関節が不安定になります。
その結果、首の痛みや違和感、動きの制限などの症状が現れます。
また、重症の場合は、神経や血管にも影響を及ぼす可能性があります。
「第一頚椎の剥離骨折」は、普通に生活していたらなかなか起こらないケガですが、万が一起こった場合は早めに医師に相談しましょう。首は重要な部位ですから、無理をせずに治療に専念しましょう。
参考文献:
首への過剰負荷で起きる「頸椎剥離骨折」。俳優の窪田正孝さんを襲ったケガの原因と症状を専門医が解説|FNNプライムオンライン
第一頚椎の剥離骨折の治療法
第一頚椎剥離骨折とは、頭蓋骨と首のつながりにある第一頚椎という骨と骨をつないでいる靭帯が、骨ごと剥がれてしまう状態で、捻挫のような痛みが生じます。
この骨折は、交通事故やスポーツなどで強い衝撃を受けたときに発生することが多く、重症の場合は脊髄や脳幹に損傷を与えて、呼吸困難や四肢麻痺などの障害を引き起こす可能性があります。
第一頚椎剥離骨折の治療方法は、症状や骨折の程度によって異なりますが、一般的には以下のような手段がとられます。
- 保存的治療:
軽度の場合は、頭部と首を固定する装具を装着して安静にすることで、自然治癒を促します。装具は約3ヶ月から6ヶ月間着用する必要があります。 - 手術的治療:
中度から重度の場合は、第一頚椎と頭蓋骨を金属製のネジやプレートで固定する手術を行います。手術後も装具を着用することがあります。 - リハビリテーション:
骨折が安定したら、リハビリテーションを開始します。首の可動域や筋力を回復させるために、適切な運動やマッサージなどを行います。
まとめ
以上が、「第一頚椎の剥離骨折」についての解説でした。
このようなケガは普通に生活していたらなかなか起こらないものですが、万が一起こった場合は早めに医師に相談しましょう。首は重要な部位ですから、無理をせずに治療に専念しましょう。
窪田正孝さんも無事復帰されて良かったです!
参考文献
: 首への過剰負荷で起きる「頸椎剥離骨折」。俳優の窪田正孝さんを襲ったケガの原因と症状を専門医が解説|FNNプライムオンライン イット!
: 窪田正孝、第一頚椎剥離骨折から復帰「無事に治りました」 初公の場で感謝 | ORICON NEWS
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