急に暖かく(暑く)なり体調が崩れやすくなっています。
また食中毒の季節となってきました!
楽しかった食事が大変な事になったり、一歩間違うと命に関わったりと甘く見れない食中毒!
気を付ければ防げるものですので、食中毒にならないように気を付けましょう!
カンピロバクターって何?
【#外食 での#カンピロバクター 食中毒に要注意!】飲食店で #鶏刺し や #鶏生レバー を食べたことによるカンピロバクター食中毒が多発しています。よく加熱された鶏肉料理を選んで楽しい外食にしましょう。詳しくはこちら→https://t.co/fbnAMK6Utf pic.twitter.com/rgt8t0AzQ5
— 厚生労働省 (@MHLWitter) May 28, 2019
カンピロバクターはニワトリやウシなどの他に、ペットや野鳥など多くの野生動物が持っている菌です。
珍しい菌では無いのですが、数百個程度と比較的少ない菌量を摂取することによりヒトへの感染が成立することが知られています。
ですから、少ない量でも体内に入ると食中毒になる恐れがあります!
カンピロバクター食中毒の症状は?
カンピロバクター食中毒にかかるとどうなるか?
重症化することはまれですが、乳幼児や高齢者など免疫の弱い状態では悪化することがあります。
また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。
カンピロバクターに汚染されている可能性のある食材は?
鶏肉が一番多いようです。
加熱が十分でないとカンピロバクターを殺菌出来ないので危険度が増すようですね。
十分に健康なニワトリでも、腸管内などにカンピロバクターやサルモネラ属菌などの食中毒菌を保有している場合があります。
それらが食肉加工時に可食部(鶏肉)に付着することを100%防ぐことは困難です。
また食肉加工の段階だけでは無く、飲食店での衛生管理が悪いと、菌が付着する可能性があります。
生食、タタキ等の半生食で提供する食材と、普通の鶏肉(菌に汚染されている可能性が高い)を同じまな板や包丁を共用していたり、普通の鶏肉を扱った手をそのままで、生食用の食材を扱う等、衛生管理が悪いと汚染されてしまいます。
また、以前は胆汁内(レバーそばの器官)にはカンピロバクターは居ないとされていましたが、(これがおそらく鶏のレバ刺しは大丈夫という根拠)最近の調査では胆汁及び胆のうや肝臓内にも約11~25%の割合でカンピロバクターが検出されたようです。
ですから、鶏のレバ刺しも完全に安全と言うことはないですので、気を付けて下さい!
出来れば火を通してから食べて貰いたいですね!
ちなみにですが、
「ごま油を付けて食べれば食中毒にならない!」
「ココのお店はレバ刺しを○○と一緒に食べさせるから食中毒にならない!!」
などと、宣う方がいらっしゃいますが・・・・
全くのデタラメです!
ごま油(たとえラー油だったとしても)には殺菌作用なんて有りません!!
紫蘇? ショウガ? ニンニク??
そんなものにもカンピロバクターを殺すほどの力は無いですよ!!
騙されないで下さい!
カンピロバクター食中毒にならないためには?
とにかくしっかり火を通す事です!
昔から言いますよね?
豚肉と鶏肉はしっかり火を通さないと危険!!
牛肉は・・・まぁいいよ・・・生でも・・・
家庭でやるべき、カンピロバクター殺菌法は、
- 食肉を十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)すること
- 食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う
- 食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う
- 食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う
ことが重要です。
基本的にお肉はしっかり火を通してから食べて下さい。
生肉の状態ですと大概、菌が付着しています。
ですから焼き肉を食べる時も、生肉を掴む箸・トングと焼けたものを取り分ける箸・トングを分けるようにして下さい!
これをしないで食中毒を起こす人が多いです!!
万全を期しても身体が弱っていると感染してしまう
万全に対策をしていても、過度の疲労や病み上がりなどで身体が弱っていると感染して食中毒を起こしてしまうことがあります。
症状がひどい場合は迷わず、医療機関に行って処置して貰って下さい。
嘔吐や下痢がひどい場合は、次に脱水症状が怖くなります!
嘔吐しても良いので、水や「経口補水液」などを無理にでも飲むようにして下さい。
戻してしまっても少しは水分が吸収できるので、脱水症を防ぐことが出来ます。
でも、素直に医療機関にお世話になった方が早くに楽になりますよ!
お肉はしっかり焼いて食べよう!!
厚生労働省のホームページにもあります。
一時期話題になった「牛のレバ刺し」
本当に止めて下さいね!
食肉加工の卸元にいる知人に聞いたのですが(絶対にレバ刺しは食べるなよ!と注意された)
地元でも大きい会社さんです。
「レバ刺し用のレバーは存在しない」
地元行政の指導もあるようですが、「レバ刺し用のレバー」は存在しないようです。
飲食店さんからも、「レバ刺しで食べられる新鮮なレバーをください!」と言われるそうですが、「存在しないもの」なので、「有りません」と答えるそうです。
ただ、ひどい飲食店ですと、「レバ刺し用のレバーだから安心して食べられます!」
とか大嘘を吐いている様ですよ!!
新鮮なレバーはある事にはあるのですが、生食をすすめられないと言うことです。
もう一度言いますよ!
「レバ刺し用のレバーは存在しない」
騙されないで下さいね!
老舗だから、高級店だからというのは逆に「牛のレバ刺し」を出している時点で信用ならないですからね!
厚生労働省のホームページにも資料があります。
気を付けましょう!
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