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最近、100円ショップでも見るようになりました、子供に人気のスポンジカプセル。
よくお風呂の中で遊んだりしましたね。
飲み薬のカプセルのようなゼラチン製のカプセル容器に入ったスポンジが、容器が溶けるとふわっと出てくるおもちゃです。
何が出てくるかは、お楽しみなので、小さいお子さんに人気のおもちゃです。
こんな感じのが出てきますよ。
夫が100均で買ってきた水でふくらむスポンジカプセル。カプセルが溶けるまで少々時間がかかるが子供達のウケはよかった。#スポンジカプセル pic.twitter.com/sNsTGnuYWg
— 南 (@karakuriminami) February 12, 2019
【スポンジカプセル 誤飲に注意】https://t.co/K91TkE5RkA
消費者庁は15日、圧縮したスポンジおもちゃ入りのカプセルが4歳女児の体内に誤って入り、出血が続いたため、全身麻酔で摘出手術を行う事故があったと発表。誤飲に注意呼びかけ。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 15, 2019
今回は、このカプセルを4歳のお子さんが誤って体内に入ってしまったために、体内で膨らみ周囲を傷つけた模様です。
耳や鼻に入れて、中でカプセルが溶け、スポンジが出てしまったら、耳栓が奥に入ってしまったようになるので、気になっていじってしまうでしょうね。
それでも周囲を傷つけてしまいます。
もし飲み込んでしまったら、当然ながら、ゼラチンカプセルは胃で溶けますので、なかのスポンジが出てしまいます。
ですが、スポンジは消化されないので、胃腸で溶けることはないです!
膨らんだままですね!
そのため、スポンジで胃腸の内部を傷つけたため、出血が起こったと考えられます。
これが万が一、1個だけではなく、複数個を飲んでしまい、運悪く胃腸のどこかで詰まって塞いでしまったとしたら・・・
恐ろしいことになりますね。
スポンジカプセルの後に食べた食事やもちろんスポンジなので水分を含めばより動きにくく邪魔になりますので、消化管に詰まって、その先へと流れなくなります。
詰まっている部位が膨らんでいくイメージでしょうか?
幸いにしてこのお子さんは早くに分かったために、それでも全身麻酔という大変な手術を経て、快復されたようでした。
良かったですね!!
子供は意外とよく大人の行動を観察しています!
お子さんは2,3歳でも周りの大人の様子を観察しているものですよ。
そして大人の行動をまねることが大好きですね。
今や、サプリメントをはじめ、病院の薬や市販薬など、案外何かしらを周囲の大人が飲んでいますよね?
大人仕方なく飲んでいますが、小さいお子さんから見ると、
「大人だけ何か美味しいものを飲んでいる!」
「僕も、私も、あれを飲めば大人の仲間入りだ!」
などと考えることも少なくないです。
そこで手の届くところにあった『スポンジカプセル』をサプリやお薬に見立てて飲んでしまう訳ですよね。
大人は「なんでそんなことを!」と思っていしまいますが、子供にとっては、大好きな両親やおじいちゃん、おばあちゃんの真似をするごっこ遊びの感覚なのでしょう。
私たち大人が気を付けないといけないですね!
他にも気を付けたい、お子さんが誤飲する恐ろしいもの。
最近の商品は誤飲・誤嚥しないようにガイドラインが設けられていますので、企業側がかなり考えています。それでも飲み込める大きさのものは多々ありますよね。
以前に問題になった「こんにゃくゼリー」などはしばらく販売中止されていましたが、最近は形状を変えて商品化さえていますよね。
誤飲・誤嚥でダントツに恐ろしいもの
いろいろとお子さんが誤飲すると恐ろしいものがあります。
私が思う恐ろしいものダントツが!
「ピーナッツ」
「え!?」っと思うでしょうが、これが怖いです。
何が怖いかというと、『レントゲンに写らない!』
・・・、ね?
お子さんだけでなく大人の場合も怖いのですが、何かを誤飲、誤嚥したときにまず病院に行きますよね。
「何かが詰まっていて苦しい」と
当然診察しますが、口から見ても見えるわけがありません。
そうしますと、まずはレントゲンを撮るわけですが、他のものですと、異物が影となりレントゲンに写ります。
しかし、ピーナッツだけはレントゲンに影など写らないのです!!
ですから、お医者さんに「ピーナッツを食べていました」ということを伝えていないと・・・
「とくに何も写っていないですね??異常はないのですが・・・。」
と言われてしまいます。
晩酌やおやつなどで「柿ピー」や「バタピー」など食べていると、もちろんお子さんも気になってくるので食べたがりますよね?
大人が見ていない(テレビに夢中でとか)時に、「ヒョイと」食べてふざけて居るうちにのどや気管に詰まってしまい、大変なことにということがあるようです。
大人もまさかピーナッツが詰まっているとも思わないので(テレビなどに夢中で食べた瞬間を見ていないから)救急で運ばれたときに「何を飲み込んだかわからない」となってしまいますよね。
そうするとレントゲンで診察しますが、、、写らない!
みなさんもどうぞお気をつけてください!
飲み込んでしまうと、かなり恐ろしい「ボタン電池」
これまた恐ろしいのがボタン電池です。
金属で中身も毒性があるものということもありますが、それ以上に恐ろしいのが・・・。
体内でショートすること!
胃腸の壁は湿っています。もちろん水分を摂ればより湿りますし、食べ物には大概塩分も含まれます。
塩水は電気を通しやすいと聞いたことはありませんか?
そうなんです。体の中は電気が通りやすい環境になっています。
ボタン電池は、思い浮かべて頂くとわかりやすいですが、表と裏で”プラス”と”マイナス”になっていますよね?
それが大変距離が近いので、胃腸の壁に両方が同時に触れてしまうと、そこで電気が流れます!!
長時間電気が流れているとそこに熱が発生しますので、最終的に火傷となります!
同じ場所にこのボタン電池が張り付いたままだと、最悪火傷が進み、壁の薄いところだと穴が開くこともあるそうですよ!
恐ろしいですね。
皆さんも是非、小さいお子さんの手の届く範囲には飲み込まれては困るものは置かないようにしましょう!
また、お薬や、サプリメントも子供が真似して、多量に飲んでしまうという事故もありますので、例えビタミン剤だとしてもお子さんの手の届くところには置かないようにしてください!
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