大動脈解離は、人間の体でもっとも太い血管である大動脈が部分的に裂けてしまったことで発症する病気です。この病気は非常に重篤なもので、早急に適切な治療を受けないと死亡する可能性が高いです。
大動脈解離は前兆がないことが多く、突然胸や背中に激痛が生じるといわれています。そのほか、解離が生じた場所によって意識障害や手足の痛み、腹痛や腰痛などさまざまな症状が現れることがあります。
笑福亭笑瓶さんが急性大動脈解離の再発が原因で急逝されたというニュースがありました。
好きな芸人さんの一人でしたので非常にショックです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
そしてこの急性大動脈解離は誰にでも起こり得る病気ですので、前兆や防ぐ手立てが無いか調べてみました。
大動脈解離の前兆や初期症状はあるか?
大動脈解離は、突然発生することが多く、前兆といえる症状はほとんどありません。
しかし、高血圧や動脈硬化などの基礎疾患を持っている人は、大動脈解離のリスクが高まります。
そのため、定期的に血圧や血液検査などを受けて、自分の健康状態を把握することが重要です。
大動脈解離が起こった場合、最も多く見られる初期症状は、「突然の引き裂くような胸・背部痛」です。この痛みは非常に強くて耐えられないもので、場合によっては意識障害やショックを起こすこともあります。また、この痛みは解離が進行するにつれて移動することもあります。
他にも、大動脈解離の初期症状として以下のようなものがあります。
- 手足のしびれや冷感
- 声がかすれる
- 呼吸困難
- 腹部・下肢・頭部・首部・顔面への放散性疼痛
- 腹部鼓音
- 血圧低下
これらの初期症状は、大動脈解離が生じた場所や範囲によって異なります。
また、これらの初期症状だけでは大動脈解離かどうか判断することはできません。
しかし、これらの初期症状を感じた場合は、迷わず救急車を呼んでください。早急に医師の診断を受けることで、適切な治療を受ける可能性が高まります。
急性大動脈解離は時間との勝負ですので、痛みが激しく苦しんでいる場合は迷わず救急車を読んで下さい!
大動脈解離の治療法や予後はどうか?
大動脈解離の治療法は、解離が生じた場所や程度によって異なります。一般的には、以下のような方法があります。
- 内科的治療:血圧を下げる薬や鎮痛剤などを用いて、解離の進行を抑える。主に下行大動脈に解離がある場合に適用される。
- 外科的治療:開胸手術や内視鏡手術などで、裂けた大動脈を切除したり人工血管で置き換えたりする。主に上行大動脈に解離がある場合や内科的治療で効果がない場合に適用される。
大動脈解離の予後は、早期発見・早期治療が重要です。特に上行大動脈に解離がある場合は、救急手術を受けないと死亡率が高くなります。一方、下行大動脈に解離がある場合は、内科的治療で安定することもあります。
しかし、どちらの場合も再発や合併症のリスクは残ります。そのため、治療後も定期的な検査や服薬を欠かさず行うことが必要です。また、生活習慣の改善やストレス管理も重要です。
笑福亭笑瓶さんも2015年に一度急性大動脈解離でドクターヘリで運ばれており、内科的治療で落ち着いたという経緯がありました。
今回は再発だったということで・・・
大動脈解離の予防方法はある?
急性大動脈解離は血管が内側から裂ける病気です。
血管がもろくなると起きやすくなると考えても良いでしょう。
ですので、高血圧や動脈硬化があると大動脈解離のリスクが上がると言えます。
大動脈解離の予防方法は、主に高血圧や動脈硬化などの危険因子を減らすことです。具体的には、以下のようなことが挙げられます。
- 食事:塩分やカロリーを控えて、野菜や果物などのビタミンや食物繊維を多く摂る。特に塩分は1日あたり6g未満を目安にする。
- 運動:適度な有酸素運動を習慣化する。ただし、重いものを持ったり、無理な筋トレは避ける。
- 喫煙・飲酒:禁煙する。飲酒はほどほどにする。
- ストレス:リラックスできる趣味や睡眠を取る。イライラしないようにする。
- 水分・室温:水分補給を忘れずにする。暑さや寒さに注意して室温を調節する。
具体的には、
1. 健康的な生活習慣の維持
健康的な生活習慣を維持することは、大動脈解離を予防する上で重要です。具体的には、喫煙や飲酒を控え、バランスの良い食生活を心がけ、適度な運動をすることが挙げられます。
2. 高血圧の予防・治療
高血圧は、大動脈解離の主要なリスクファクターの一つです。高血圧を予防するためには、塩分やアルコールの摂取量を控え、ストレスを減らすことが重要です。高血圧が既にある場合には、医師の指示に従い、薬物治療や生活習慣の改善に取り組むことが必要です。
3. 運動不足の解消
運動不足は、大動脈解離のリスクファクターの一つです。適度な運動を習慣化することで、動脈硬化や高血圧などのリスクを減らすことができます。ただし、高強度の運動によって大動脈が破裂する可能性もあるため、医師の指示に従って運動を行うようにしましょう。
4. 定期的な健康診断の受診
定期的な健康診断を受診することで、大動脈解離のリスクファクターを早期に発見し、治療や予防に取り組むことができます。定期的な血圧測定や血液検査を受けることが大切です。
まとめ
急性大動脈解離は前兆症状がほとんど無い病気です。発症してから耐え難い激痛が背中や胸などに置きます。場合によっては痛む場所が次々移動したり、あまりの痛みにショックを受けて失神する場合もあります。
時間的余裕を持った前兆症状がない病気ですので普段から予防するように生活習慣などを見直しておくと良いですね。
大動脈解離を予防するためには、健康的な生活習慣の維持、高血圧の予防・治療、運動不足の解消、定期的な健康診断の受診が重要です。これらの予防方法を実践することで、大動脈解離のリスクを減らすことができます。
また、大動脈解離に対する遺伝的な要因もあるため、家族に大動脈解離を患った人がいる場合には、定期的な健康診断を受診することが更に重要です。
しかしながら、大動脈解離は急激に発症する病気であるため、予防だけでなく、発症した場合の早期発見・早期治療が重要です。自身の健康状態について注意深く観察し、不安な症状がある場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。
また、高血圧やその他の生活習慣病がある場合は、医師の指示に従って服薬や検査を行うことも重要です。
適度な有酸素運動をすることで、血管内皮細胞から血栓を溶かす成分が出ることが分かっています。
また適度な運動は血管の柔軟性を高め、しなやかな血管を維持するのにも効果的です。
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