ここ数年、このくらいの時期から夏の間で「熱中症」というのは良く聞くようになりましたね?
最悪ですと命にかかわる大変な症状です!
でも昔は「日射病」と聞きませんでしたか?
平成生まれの方はあまり聞いたことが無いかもしれませんが、昭和の時代は、炎天下の中作業や運動をしていて具合が悪くなると「日射病」と言われていましたね。
何が違うのでしょうか?
日射病とは?
日射病とは、その字のごとく「日が射す病」ということで、炎天下の中、スポーツや作業などを続けた結果、暑さで汗がどんどん出て、体内の水分が減ってきて心臓が上手く血液を送り出せなくなった状態のことです。
脱水症状と同じことですね?
日射病の対処法は?
日射病の対処法は、水分を摂らせて、日陰などの涼しいところで安静にさせることが良いでしょう。
この時、現代では、水を飲ませるのではなく、可能ならば、「経口補水液」などの、吸収の早い飲み物を与えるのがベストです。
「経口補水液」が難しい時はいわゆる「スポーツドリンク」でも大丈夫です。
梅干しや味噌、塩などのミネラル分(塩分)を含むものを食べさせるのも良いでしょう(無理はさせず)
ただ反応がおかしい。もしくは呼び掛けても反応が無いなど、明らかに意識がおかしい時には、即救急搬送をした方が良いです!
熱中症とは?
熱中症は、日差しの有る無しは関係なく、気温などにより長時間温められて体温が上昇し、下がらなくなった状態で起こる、身体の様々な不具合の事です。
本来身体に備わっているホメオスタシスというバランス調節作用が何らかの理由で正常に働かなくなり、結果的に身体にたまった熱を排出することが出来なくなります。
また最近のような急激に気温が上がると、身体の方が適応出来なくなり、体温を下げようとする機能が上手く働かず、身体に熱が籠ってしまいます。
そのために具合が悪くなるのが「熱中症」です!
熱中症の対処法は?
熱中症には段階があり、軽い方から「熱痙攣」、「熱疲労」、「熱射病」となります。
熱痙攣
一番軽い「熱痙攣」は、高温下での激しい労働や運動で大量の発汗があり、しかも塩分補給しないで水分だけを摂っていると起こりやすいです。
症状は筋肉に痛みを伴った痙攣です。
対処としては、水分補給だけでなく塩分を補給してほしいですね。
「経口補水液」の他に梅干しなどが摂取できるとなおよいと思います。
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熱疲労
中等度の「熱疲労」は、高温下での活動にて起こります。
脱水とともに体内に熱が籠もるのが原因です。
すぐに医師の診断が必要になります。次の症状が出始めたら、すぐに近くの医療機関に運びましょう!手を付けられない状態(昏睡や興奮により暴れるなど)の時は、迷わず専門家「救急隊」に任せましょう!
「熱疲労」の症状は強い口の渇き・倦怠感・強い疲労感・頭痛・めまい・興奮・高体温・昏睡です。
熱射病
命に係わる状態です。
「熱射病」は、熱疲労が重症化し異常に体温が上昇します。
発汗が止まり皮膚は乾燥し、体内で高温のせいで血液が固まってしまい、全身の臓器に障害が起きます。
死に至ることもある危険な状態になります。
症状は40℃以上の高体温・発汗停止・頻脈・血圧上昇・中枢神経障害・多臓器不全・昏睡などです。
もう、この状態では、一般人には手に負えません!!
即救急車を呼び、専門家の支持を仰いでください!
とにかく氷などで脇の下、股の間、首筋を冷やし、体温を下げることを優先してください。
うちわや扇風機で扇ぐというような対処では間に合いません!
1に救急車!
2に氷で冷やす!
3に救急隊員並びに119番通報したときのオペレーターの指示に従うようにしてください!
で、中々出来ないことですが、落ち着きましょう!
もし家族や仲間が外出先でこのような熱中症特に熱疲労以上になってしまったら、
「誰か!助けてください!」
と言ってもなかなか助けてくれません。
一刻も争うような状況の時には、後でキチンとお礼をすれば良いので、細かいことは気にせず、
指をさして(掌でも良いです)、
「あなた救急に電話してくれませんか!?」
「あなた!氷を誰かに聞いてくれますか?」
「あなた!〇〇〇お願いします!」
と言うように任命していってください!
現代人の多くは
「助けてください!」
ではなかなか助けてくれません。(できれば関わり合いになりたくないので)
ですが、指差しで任命・依頼されると弱い人がいますので、そういう人に当たるまで、
「あなた!〇〇〇お願いします!」
「あなた!△△△お願いします!」
と指示していくと手伝ってくれる人も出てくるようです。
その上で、後程しっかりお礼をしてください!
まとめ
日射病を熱中症の一番軽いところに分類することもあります。
日射病と熱中症の違いは、
大きなところですと、
炎天下での長時間作業で起きるか。
高温下での長時間作業で起きるか。
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なので真冬でも、暖房をガンガン焚いて、厚着をしていたら、熱中症になることがあります。
溶鉱炉の傍など、暑い環境下での作業が長時間にわたる場合も熱中症になることがあります。
ただ日射病は炎天下での問い事なので屋外でなります。
そして、熱中症では段階的にひどい状態へとなりますので、油断がなりません。
熱疲労以上では即医療機関により処置をしてもらわないと大変なことになります!
気を付けてこの暑い日を乗り越えていきましょう!!
屋内では積極的に冷房も活用していくことが大切ですね!
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