お盆の準備でお墓をきれいに掃除に行ったりしますよね。
地域によっては迎え火をお墓で行ってから、ご自宅にも迎え火をしたりするそうです。
今年の夏は異常に暑いですので、夏のお墓参りは要注意です。
お墓で怪我をすると治りにくいだとか、いろいろ迷信もありますが、今回はそういう話ではなく、単純に熱中症や脱水症が起きやすいから注意してくださいねという話です。
夏のお墓参りは要注意!?
夏のお墓参りは要注意です。
というのも炎天下の元でお墓の清掃をしていると、熱中症や脱水症になりやすいからですね。
実際にお墓で倒れて救急搬送された事例が意外と多くありますよ。
熱中症や脱水症は悪化してくると頭がぼーっとしてきて正常な判断ができなくなります。
ご自身が熱中症であることを判断できなくなることがあるんですね。
「炎天下だから暑いのは当たり前、暑いから疲れるのもだるくなるのも当然だから掃除を早く終わらせてしまいましょう。」
と作業を続けてしまい、気がついたら倒れてしまって救急車ということがあります。
だからこそ気をつけないければなりませんよ。
夏のお墓参りは2人以上で行きましょう!
夏のお墓参りは必ず2人以上で行きましょう!
特にお墓の清掃などをするつもりならば2人以上じゃないと危険です。
というのは先程書きました通り、意外と短時間で熱中症で倒れることがあるからです。
その時に助けを呼べる人がいないと発見が遅れて大変なことになるからです。
流石に2人同時に倒れるということは無いと思いますので、お互いに気をつけながら作業すれば万が一の時に助けを呼べるからです。
夏のお墓清掃には経口補水液を持っていきましょう!
夏のお墓清掃には経口補水液を持っていきましょう!
「スポーツドリンクやお茶、ミネラルウォーターなどの水分でも良いでしょ?」
と思われるかもしれませんが、意外とお墓がある場所は熱中症や脱水症から見ますと危険なフィールドになっています。
水分やカリウム分が失われた身体には経口補水液が吸収効率が良いためおすすめです!
正直スポーツドリンクでは吸収が間に合わない可能性がありますし、脱水症を起こしている状態でしたら経口補水液じゃないと間に合いません!
お茶やお水を飲みながらの作業でも良いですが、念のために経口補水液は人数分持ち込むようにしましょう!
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お盆のお墓が危険な理由は?
お盆の準備で訪れる夏のお墓が危険な理由はいくつかありますが、お墓の立地が主な理由です。
お墓がある場所は多くの場合
- 開けた場所で日陰ではない
- 墓石がそれなりに密集して並んでいる
- 低い位置は見通しが悪い
という環境になっています。
木々が生い茂って、お墓が全体的に木陰になっているという場所は良いのですが、大抵が炎天下にさらされている開けた場所になっているかと思います。
ですので直射日光を浴びているので日射病(熱中症)になりやすいです。
また、墓石が直射日光を浴びて熱せられていますので、そこからの輻射熱が襲いかかります。
簡単に言いますと、墓石が蓄熱式暖房になっているわけですね。
自分の家のお墓に関しては水をかけたりして掃除をするので冷えますが、周囲のお墓は同時に掃除をしていない限り熱せられたままです。
隣のお墓から放射される熱が身体に当たりますので、公園などを歩く時に比べて多くの熱で温められます。
これが意外と早く熱中症になる原因の一つですね。
そして最後に低い位置の見通しが悪いという点ですが、これは熱中症などで倒れたしまった場合に発見が遅れるということですね。
広い墓苑などですと、近くのお墓に他の家族がお参りに来ない限り、地面に倒れた人を発見することが困難です。
ですので夏のお墓参りには2人以上で行ってほしいということですね。
今一度ご実家のお墓の状況を思い浮かべてみてください。
貴方が倒れたら周囲から見えますか?
熱中症で倒れた場合、発見が遅れると命に関わります。
ましてや開けた場所で直射日光が降り注ぐ場所ですと加速度的に熱中症や脱水症が悪化します。
想像以上に危険があるのが夏のお墓です。
番外編として、お墓掃除はしゃがんでの作業が多いから危険というものもあります。
しゃがんで作業を続けているうちに大量の汗をかいていると、血が濃くなってきます。
そうしますと、立ちくらみも起きやすくなりますね。
作業に集中しすぎて脱水や熱中症に気が付かずに急に立ち上がると酷い立ちくらみをしてそのまま倒れてしまうことがあります。
その時にはブラックアウトしていますので思わぬ場所に身体をぶつけることもあります。
周りはお墓ですから石でできたものが多くありますので、最悪頭を打ってしまえばそのまま意識を失うこともあるでしょう・・・
その状態で発見が遅れればかなり危険ですね。
ですのでお墓の掃除には2人以上で必ず行くことや、お寺であれば住職さんなどに声をかけておくことが大切ですね。
「帰りにもご挨拶によらさせて頂きます。」
と挨拶をしておけば、万が一の時にも、「帰りが遅いな」と心配した住職が探してくれるかもしれません。
安全に夏にお墓参りをするために
夏に安全にお墓の清掃やお墓参りを剃るためには、アウトドアに行くつもりで準備をして下さい。
- 麦わら帽子のようなつばの広い帽子を被り直射日光を避けること
- 保冷剤や熱中症対策グッズなどで首元など適切に冷やしながら作業をすること
- 水分をこまめに補給し、必要なら経口補水液も飲むこと
- 適度に休憩を設けて日陰や冷房の効いた部屋や車の中で休むこと
- 無理をせず体調が優れない時は途中で辞めること
です。
墓石の照り返しや砂利引きの通路など日光によって熱せられているものが多いのが墓地です。
下手すると夏のビーチよりも身体が熱せられるかもしれません。
ビーチなら時折海に入って身体を冷やせますが、墓地では延々と炎天下ですからね。
それに遊びに行くわけじゃないので真面目に清掃していると集中しすぎて不調を感じにくいということも熱中症を悪化させる要因になります。
夏のお墓掃除は想像以上に危険ですよ。
少なくとも経口補水液や保冷剤などの冷やすグッズを持っていくのがおすすめです。
残念ながらハンディ扇風機は冷やす効果が全く足りないのでおすすめできません。
夏のお墓掃除で倒れないように気をつけてくださいね。
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