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花粉症薬や湿布が保険適用外に!?政府検討に入る!風邪薬も!

健康
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/18-2/dl/02.pdf
記事内に広告が含まれています。

以前にも少し話題になりましたが、市販されている薬(ドラッグストアで買える薬)は保険適用外にしましょう!

という動きがここに来て活発になっています…

医療費を圧迫しているということもありますが…消費税も上がり…ますます生活が苦しくなりそうですよね…

 

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花粉症薬や湿布など保険適用外に!?

ニュース記事では、

 

政府は30日、全世代型社会保障改革の一環として、市販の医薬品と同じような効果があり代替が可能な薬(市販品類似薬)について、公的医療保険の対象から除外する方向で調整に入った。市販品は全額患者負担だが、病院で処方箋をもらって薬を購入する場合、自己負担は1~3割で、残りは税金や保険料から賄われる。政府は自己負担を引き上げることで医療費抑制につなげたい考えだ。

政府は、全世代型社会保障検討会議が12月中旬にまとめる中間報告に盛り込むことを検討しており、来年以降、随時進めていきたい考えだ。

保険除外の対象として想定しているのは風邪薬や花粉症治療薬、湿布薬、皮膚保湿剤、漢方薬などの軽症薬。これらの薬を市販品より安く入手するために、患者が病院で受診するケースは多く、かねて過剰な受診を招く要因になっていると指摘されていた。

また、がん治療で使われるオプジーボやキムリアなど超高額薬の相次ぐ登場は、医療保険財政を圧迫する要因になっている。政府は「大きなリスクは共助、小さなリスクは自助」との考え方に基づき、「大きなリスク」を支えるための改革は避けられないと判断した。

健康保険組合連合会(健保連)は、市販薬で代替可能な薬剤費は年2126億円に上ると試算している。どの薬を保険対象外にするかによって抑制額は変わってくる。

このほか、フランスで導入されている薬剤の種類に応じた自己負担割合の設定や、スウェーデンで行われている年間の薬剤費の一定額まで全額自己負担にするような仕組みも検討の俎上に載っている。

ただ、日本医師会は市販類似薬の保険対象からの除外について「軽微な症状での受診を控えることにより、重症化する恐れがある」「重篤な疾患だけを保険給付の対象とすれば社会保険の恩恵が薄れる」などと反発している。

12/1(日) 6:25配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191201-00000501-san-soci

と報道されました。

 

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医療費の圧迫により迫られた決断!?

現在日本の医療費は膨れ上がっているのはご存じだと思います。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/18-2/dl/02.pdf

平成30年度の厚生労働白書によれば、2016年時点で医療費の総額が約42兆2000億円にも上ることが分かります。

10年前の2006年度が約33兆1000億円でしたので、ここ10年間で約9兆円ほども医療費が増えています。

 

高齢化が進んだ結果とも言われていますね。

どうしても高齢になるほど、病気にかかることが多くなり、最近では2人に1人は癌になるといわれるほど、癌治療も増えています。

高額な薬品として「オブジーボ(ニボルマブ)」ですが、認可当初は高額でしたが、徐々に薬価が下げられて、2019年5月にも1%ほど薬価が下げられたので、「100mg10mL1瓶:17万2025円」まで下がりました。

それでも高額な薬の一つですね。

 

こういう専門的な医療機関じゃないと使用できない薬に関しては保険適用が続きますが、今回議論になっているのはメジャーな薬ですね!

 

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どの薬が保険適用外になるの?

まだ決定ではないですが、議題にあがっているものは、一般的なドラッグストアでも購入できる市販薬です。

みなさんも購入したことがあると思いますが、

  • 風邪薬
  • 湿布薬
  • 花粉症薬
  • 皮膚保湿剤
  • 漢方薬

などです。

病院に行かなくても、たぶん風邪だろうな?花粉症だろうな?と予測して購入しているお薬です。

漢方薬はやっと浸透してきた感じがあるのに残念ですね。

 

報道では、保険適用外になるということで誤解も生まれているように感じます。

1.薬全体の値段が上がる?

保険適用外になることで、

「3割負担だったのが10割になるので値段が上がる!」

というのは本当ですが、上がるのは医療機関で処方箋を出されて、薬局で処方してもらう【薬の代金】が上がるということです。

診察料などは上がりませんからご安心くださいね?

 

そしてもちろんドラッグストアで販売している薬は同じ値段ですよ!

そもそもあの値段が大体10割負担の値段ですからね。

 

正直、医師からの処方箋で薬局で処方される薬と効果・効能がほとんど変わらないものがドラッグストアで販売されていますよね?

湿布薬とか胃薬とか風邪薬とか・・・

ですので、そういう薬はご自分で購入できるので、医師の処方箋であっても10割負担にしようということです。

 

2.病院では薬を処方してくれない?

もう一つの誤解ですが、湿布薬や風邪薬の保険が適用外になると、

病院で薬を出してくれない?

誤解している方がいらっしゃいます。

ご安心ください!

たとえ風邪で病院で診てもらっても、ちゃんと処方箋を出してくれますよ!

ただし、1にも書きましたが、今までは1~3割負担で【薬】を購入できていたのが、10割負担(全額実費)での購入になるということです!

 

この制度が決まってしまったとしても、

風邪だから病院に行っても意味がないな。薬出してくれないし」

ということにはなりません!

ここが重要ですね!
たとえば、風邪によく似た別の病気は沢山あります!
あなたの素人判断で病院に行かずに悪化させると大変です!まずは病院で診察を受けて、病気の特定をしないといけませんよ!!

 

この点がこの制度の注意点になると思います。

 

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軽症薬の保険適用除外の問題点?

ドラッグストアで購入できる風邪や花粉症などの薬の医師処方の保険適用外の制度が施行されてしまうと心配な点がいくつかあります。

それは、

病院に行かなくなる

ということです。

 

もちろんそのことも狙って、軽症な人は病院にかからず自分でドラッグストアで薬を購入してもらいたいということもあるでしょう。

病院にかかる人が減れば、それだけ国の医療費を減らせますからね。

 

その第1段階として施行されたのが、【セルフメディケーション税制】です!

これはこちらの記事で紹介していますので、ご参考にしてください!

簡単に言うと市販薬を購入した分を年末調整で医療費控除の一部として引けるということですね。

 

自己負担での薬の処方ということで、本来は風邪などの薬の値段だけ全額自己負担となり、診察費や治療費は今まで通りなんですが、誤解してすべてが高くなると勘違いしてしまう方も少なくないと思います。

それで病院に行かないという選択をする人もいるかもしれません。

 

 

もう一つは、賢く病院を使っていた方々で、医師の診察があると安心もありますが、医師の処方箋があれば1~3割負担で薬がお得に購入できることを活用していた層です。

湿布薬を家族使用分まで貰ってくるお年寄りというのも多かったですからね!

中には風邪薬を多めに貰って、家族も使用していた人もいるでしょう。

 

 

特にひどかったのが、皮膚保湿剤を保険適用(治療目的)で貰ってきて転売するという悪質な行為に及んでいた事件(?)もありましたね。

これは2度と起きないように保険適用外にしてよいと思いますが・・・。

 

どうせ安く薬が買えないなら、ドラッグストアで購入しても一緒でしょ?

じゃあ、病院に行って待たされるより、ドラッグストアで薬買ってきた方が良いな!

と考える人も増えてくると思います。

それがとても心配ですね。

 

風邪っぽいけど病院には行かない?は危険??

たとえば風邪を例にとりますと、やはり風邪のような症状で大変な病気というのがいろいろあるわけですよ!

症状はほとんど風邪ですが、伝染病とかですと、適切に処置することも大切ですが、周りに伝染病を広げないということも大事なことになります。

現代の日本社会では、

「多少の風邪くらいなら仕事に出る」

というブラックなところがまだ治っていません。

風邪も十分に他人にうつす病気ですが、たびたび話題になります「はしか」や「風疹」、そしてもはや冬の風物詩にもなりつつある(嫌ですが・・・)「インフルエンザ」などは大変感染力が強く、同じ空間にいただけで空気感染してしまいます。

ですから、それらの感染症・伝染病にかかった患者はなるべく他者との接触は避けなければなりません!!

それがただの風邪だからと外を練り歩き、あまつさえ職場や学校に来られたら・・・・感染が拡大してしまいますよね??

 

ですから、やっぱり医師の診断が必要になるわけですよ!

 

確かに風邪薬を保険適用でお得に購入することが出来なくなっても、ドラッグストアで購入する分とさほど変わらない値段になるだけですので、仕方がないかもしれませんね。

 

感染拡大を防ぐためにも医師の診察が必要なのに、薬の値段がドラッグストアと変わらないからと言って、病院に行かなくなるとしたら・・・ダメですね。

そこのところを国は考えないといけないと思いますよ!

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医療保険の意味?

国民皆保険の意義や意味というのはいろいろあるでしょう。

それでも、国が一部を負担して国民に医療を受けさせるというのは、医療福祉の観点でも大事なことですが、医療費が安いからこそ、病院に行きやすいということがあると思います!

そうすることで伝染病や感染症の蔓延といったものをいち早く見つけることができ、対処できるようになると思います。

ですから、そのような公衆衛生の観点からみても、伝染病に似た症状がでる風邪や花粉症に対しての薬を保険適用から外すのは間違いであると思います。

伝染病などは、医師や研究者がみて初めてわかるものですから、やはり国民がある程度気軽に病院に足を運べるようにしないとダメだと思いますよ?

Gundula VogelによるPixabayからの画像

たとえばそのシーズンの初回だけ医師の診断により風邪薬などを出されたときは保険適用として、2回目以降は保険適用外とする方法などは取れないのでしょうか?

とりあえず一度診察を受けてもらえれば、ある程度伝染病などの蔓延を防げる一助となるのではないか?と考えます。

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まとめ

残念ながら、一部の種類の薬に対しては、医師の処方箋があったとしても保険が適用されなくなると思います。

 

特に湿布は保険適用が難しいと思いますよ。

特に難しい薬剤ではなく、ドラッグストアでもピンきりで湿布薬が販売されています。

また、先に少し書きましたが、医療保険で負担額が少ない高齢者が湿布を多く保険適用で貰ってきています。

正直湿布は高齢者の腰の痛みや膝の痛みに効くケースは少ないように思います・・・

ですが、気休めでも何か処置すると安心するということはあるので、それならば良いのですが、家族の分まで安く貰ってきている人がいるので、それはやめていただきたいですね。

また、一時期話題になった皮膚保湿薬の転売問題は許せないですね!!

メルカリなどで簡単に個人間で売買ができるようになってしまいましたので、そういう皮膚保湿薬の販売が横行したのもあると思います。

 

そうやって一部の人がズルした結果、今回のような規制・保険の適用範囲の変更がされてしまうのです!

まだ議論中でどのように決まっていくかはわかりませんが、もともと政府としても医療費の削減に努めたかったのは事実です。

 

未だあまり浸透していませんが、「セルフメディケーション税制」を先に始めたのが理由ですね。

国民に一見して得になりそうなことを提示してきています。

薬局やドラッグストアで購入した対象となる医薬品の金額を確定申告の時に控除対象とするものですね!

このマークのついている医薬品が対象です。

購入した際にはレシートをしっかりと取っておいてくださいね!!

 

ただそこまで使い勝手の良い制度でもないのが難点ですね。

 

この制度を利用して、ドラッグストアでご自身で判断できる範囲の体調不良に関しては市販薬を積極的に利用してもらうという土壌を作ろうとしていました。

 

その次の段階としての、市販薬で簡単に手に入る軽症の病気に関しては、薬の代金を保険の適用から外すというものですね。

 

一般に風邪とか花粉症とかそれこそ湿布を必要としている患者の方が圧倒的に多いです!

一つ一つは数百円~1,000円前後かもしれませんが、数がまとまるととんでもない金額になりますよね?

減らしやすいところから減らすのが政策です。

嫌なら国民一人一人が事の成り行きをしっかりと注視し、しっかりと声を上げるしかないのです。

 

今後ますます高齢化が進み、医療・医学の分野も発展していく過程で、さまざまな治療法や治療薬が開発されていくと思います。

最新の開発された薬や治療法は高いのが常です。(ね~~?)

ですから今後ますます国の医療費負担が膨れることは容易に想像できるかと思います。

パンクしないように手を打たなくてはならないのは分かるのですが、それで、(間違った情報で)病院にかかることを躊躇するようになってはいけないと思います!

日本がここまで様々な伝染病をはじめとする病気を抑え込むことができているのか?というのは、やはり早期発見・早期対策のおかげだと思います。

そのためには、具合の悪い人が躊躇なく病院に来てもらうことが大切ですよね??

やはり「餅は餅屋」

専門家でないとわからないことは多いです。

具合の悪い時は、まずは医療機関に相談することが大事ですよ!

 

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ちなみに・・・救急車を呼ぶかで迷ったら??

無いことが一番ですが、

あなたの家族や友人、同僚などが急に倒れたり、意識が朦朧としていたり、急にろれつが回らなくなったり・・・

とこういう酷そうな、明らかに緊急性の高い状態ですと救急車を呼ぼう!!と即座に考えられると思いますが、

ひどくお腹が痛い、胸が来るしい、頭がいつもより痛い・・・けど寝れば治るかも??でもいつもより辛いなぁと何かしら異常が起きた時に、はたして救急車を呼んで良いかわからないなんて時の方が遭遇する確率が多いと思います。

 

そんな時に思い出してほしいのが、

#7119

携帯・スマホから【#7119】に電話をかけてください。

救急安心センター事業として、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口がこの【#7119】です。

 

ただ、残念ながらまだ全国に展開されているわけではないので、対象地域が限られているようです。

早く全国に浸透してほしいと思いますね。

展開している地域は、

♯7119実施エリア

消防庁(#7119)全国サービス拠点一覧です。各サービス拠点の「センター名」・「利用地域」・「対象者」・「番号」・「利用期間」を掲載しています。

救急安心センターさっぽろ 宮城県おとな救急電話相談 茨城おとな救急電話相談 埼玉県救急電話相談 東京消防庁救急相談センター 横浜市救急医療センター救急電話相談 新潟県救急医療電話相談 救急安心センターおおさか 救急安心センターこうべ 奈良県救急安心センター 田辺市救急安心センター とっとりおとな救急ダイヤル 救急安心センター広島広域都市圏 山口県おとな救急医療電話相談 福岡県救急医療電話相談
※上記以外にも、♯7119以外の番号で救急電話相談等を行っている地域があります。引用元:https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html

となります。

わからなければまず【#7119】にかけてみることをお勧めしますよ!

 

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