非常に残念なニュースが出てきました。
医療関係者を優先して始まった新型コロナのワクチン接種後に死亡者が出てしまいました。
以前から副反応の心配やワクチンの開発期間が短いことから安全性に関する疑問が各方面から出ていました。
アメリカやヨーロッパなど世界中でワクチン接種が進んでおり、既に世界中で2億4千万回分が接種されています。
これだけ接種されていれば副反応などの情報も集まっており、暫定的な危険性もわかってきています。
ですが、ある一定確率で重篤な副反応が起きるのもワクチンんの宿命ではあります。
今回日本ではじめて報告されたワクチン接種後の死亡例ですが、因果関係は究明されるのでしょうか?
世界でのワクチン接種回数は?
日本経済新聞の特設サイトの情報によりますと、3月2日時点で全世界で累計2億4千万回以上ワクチンが接種されています。
新型コロナワクチン接種による死亡例はあるのか?
アメリカCDCによりますと、2月12日の時点で929人の死亡を含む15,923例の副作用が報告されています。
CDCから929人の死亡も含むワクチンの副作用報告が出ているようです。
どのような条件が重なると重篤な副作用が出るのか?日本でも分析をいち早くして欲しいです。
日本のメディアではこの事報道してましたっけ??#ワクチン https://t.co/3k7tWRO9DA
— ohayosun (@ohayosun1) February 21, 2021
原文の記事はこちらです。
2月12日時点でアメリカ国内でのワクチンの累計摂取回数はわからないですが、3月2日時点では7,500万回を超えています。
その中で明らかにワクチンの副反応によると考えられる死亡者数が929人ということのようです。
またそれらの副反応が確認されたのが48時間以内という人が全体の3分の1に上るようです。
今回日本で確認された死亡例がワクチン接種に因果関係があるのかは現時点ではわかりません。
しかし、実際に各国でワクチン接種による死亡例が確認されているのは事実です。
ワクチン接種との因果関係は究明できるのか?
先日、日本政府がワクチン接種後に死亡した場合は、4420万円を補償するという記事が出ました。
記事が消えるかもしれませんので引用します。
東京新聞さんの記事ですね。
田村憲久厚生労働相は19日の衆院予算委で、新型コロナのワクチン接種後に副反応などで死亡した場合、国の健康被害救済制度によって一時金として遺族に4420万円が支払われると説明した。立憲民主党の末松義規議員の質問に答えた。ワクチン接種は、まん延を防ぐため緊急に行う予防接種法の「臨時接種」として実施。この仕組みでは接種後の健康被害への補償が最も手厚くなる。死亡時の一時金は、医療機関の過失の有無にかかわらず支払われる。葬祭料として20万9千円も給付される。最も重く、日常生活全般で介護が必要になる1級の障害が生じた場合、年額で505万6800円を支給する。引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/87039
ということで、ワクチンの副反応で死亡もしくは障害が残った場合は、国が補償するという内容です。
どうしてもワクチンというものは一定の割合で強い・重篤な副反応が起き、最悪の場合は死に至ることがあります。
上でも書きましたが、アメリカCDCでもワクチンの副反応による死亡者がいることを報告しています。
ですが、日本国内で問題となるのが、たとえ死亡したとしても「コロナワクチン接種が原因」と国が認めるかどうかです。
今回大変残念にも、ワクチン接種後にクモ膜下出血で死亡が確認されましたが、果たしてワクチン接種と因果関係があるのか検証されるかが問題です。
世界中で既に2億4千万回も接種が進んでいますので、同様な症例が出てくればワクチン接種との因果関係も疑われるようになると思いますが・・・
既に火消し記事らしきものが・・・
新しいタイプのワクチンであり、正直なところ因果関係に関してはすぐには解明されないことは事実です。
ですが、このことを疑いながら研究を進めてもらえないと救命することはできません。
下手に不安を煽ることにもつながりかねないことから、ワクチンとの因果関係はなさそうだというニュアンスの記事が出てきています。
内容を一部抜粋しますと、
医療機関からの報告によりますと女性に基礎疾患やアレルギーはなく、死因はくも膜下出血と推定され「現時点で接種との因果関係は評価できない」ということです。
厚労省幹部「偶発的に起きた紛れ込み事案か」
厚生労働省の幹部の1人は、NHKの取材に対し「ワクチン接種後に偶発的に起きた紛れ込み事案ではないかと受け止めているが、接種を開始したばかりなのでネガティブな内容についても、しっかり発表するという方針のもと公表した」と話しています。専門部会委員「海外事例でくも膜下出血と関連報告はない」
今回の死亡事例について、新型コロナウイルスのワクチンの安全性などについて評価する厚生労働省の専門家部会の委員はコメントを発表しています。
専門家部会の部会長をつとめる東京医科歯科大学の森尾友宏教授は、「死因として疑われているくも膜下出血は、40代から60代の方に比較的起こりやすい疾患とされており、今のところ、海外における接種事例でも、くも膜下出血と新型コロナワクチンに関連があるとはされていないようだ。偶発的な事例かもしれないが、さらに情報を収集し、今後の審議会で評価していく必要がある」などとしています。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012894331000.html
確かに「クモ膜下出血」は前兆などを捉えることは非常に難しい突発的に起きる病気です。
この女性が偶然にもワクチン接種後というタイミングでクモ膜下出血を起こした可能性も否めないです。
ですが、はじめから偶発的なものという見方で検証するのも怖いですよね。
過去にはC型肝炎訴訟があったよね
薬害肝炎とも言われるc型肝炎という病気があります。
この肝炎はウイルスにより引き起こされる病気だということが現在ではわかっております。
この感染経路がc型肝炎ウイルスに汚染された薬剤や注射器の使い回しなどで起こったということが問題になりました。
きちんとした管理をしていれば起こらなかった病気だと言うことです。
C型肝炎ウイルスはHCV感染者の血液が体内に入ることから感染します。現在HCVに感染している方は過去の輸血や使い回しの注射などが原因と考えられます。
また、今は日常的な生活の場でHCVに新たに感染することはほとんどないと考えられています。 ただ、長期間にわたって血液透析を受けている患者さんでは、HCV感染の危険性があります。引用:http://cgatakanen-support.net/before/index.html
このことを認めさせるために集団訴訟が行われ、認められるまでに数年の時を要しています。
このことは法務省のページにも記載されています。
一部抜粋します。
訴訟の概要
本件の原告は,後天性(獲得性)の傷病についてフィブリノゲン製剤又は第Ⅸ因子複合体製剤の投与を受け,これによってC型肝炎ウイルスに感染したとする方々です。
平成14年から19年にかけて,大阪,東京,福岡,名古屋及び仙台の5地裁に,総数200余名の原告から順次,国家賠償を求めて提訴がありましたが,平成18年から19年にかけて言い渡された5つの判決は,厚生大臣に,原告の主張する適応限定義務違反や指示・警告させる義務違反の違法があったかどうか,あったとしてその時期及び内容について,それぞれ異なる判断を下しました。
→C型肝炎先行訴訟の経緯と概要 [PDF:161KB]
このように5地裁の判決が分かれる中,最も審理の進んでいた大阪高裁において試みられた和解が難航し,立法的解決が図られることになり,「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」(平成20年法律第2号)が制定,施行されました。
→特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法全文 [PDF:31KB]
新法により,5地裁の判決で判断の分かれた違法性の有無についての審理をすることなく,各原告(又はその被相続人)について,(1)獲得性(後天性)の傷病について新法2条に定める各血液製剤の投与を受けたこと(投与の事実),(2)これによってC型肝炎ウイルスに感染したこと(因果関係),(3)症状という新法所要の事実が,司法手続により認められれば,その段階で紛争が解決できることになりました。
→紛争解決イメージ [PDF:55KB]
これを受けて,平成20年1月15日,厚生労働大臣と薬害肝炎全国原告団・弁護団との間で,新法に基づく給付金の支給を受けることにより紛争を解決するための基本合意書が締結されました。
→基本合意書 [PDF:139KB]
国は,同原告団・弁護団に属さない方であっても,所要の事実が認められる方から国家賠償請求訴訟が提起されれば,同様に基本合意書の記載内容に基づき,その事実を確認する裁判上の和解をし,その方が給付金の支給を受けられるようにすることで紛争を解決することとしています。そのため,現在,全国各地の裁判所に係属する同種訴訟では,まずは基本合意書に基づく和解の可否を検討するため,新法所要の事実,すなわち,(1)投与の事実,(2)因果関係,(3)症状に関する審理が行われています。
このような例もあり、今回新型コロナワクチンで重篤な副作用が出たとしても、政府は「偶発的に起きたことであり、因果関係はない」として、補償しない可能性があるのではないか?と心配の声も上がっています。
今後の展開を注視する
今回亡くなられてしまいました方に心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、原因究明がいち早くされることを願っております。
ワクチンを摂取した直後から体調を崩し、数日以内に亡くなられたとしたら、ワクチンの副反応の可能性がわかりやすいと思います。
今回亡くなられた方は、接種後の体調の変化はどうだったのかということはプライバシーもあるので公にはなりにくいかと思います。
結果だけを見れば「クモ膜下出血」ということでしたが、それ以前に高熱が出ていたり、極度のだるさが出ていたりすればワクチンの副反応も原因の一つになりうるとも考えられます。
現在では明らかになっているC型肝炎においても、その因果関係を国に認めさせる為に、総数200余名の原告団を組織し、5つの地裁に集団訴訟をして初めてなったものです。
新型コロナ騒動において、本当はワクチンの副反応のせいで重篤な不利益を被ったのにも関わらず、それは因果関係はないとして退けられる可能性もありそうなのが嫌ですね。
この女性も、もしかしたらワクチンを打たなければ「クモ膜下出血」を起こしていなかったかもしれませんし、ワクチン接種がなくとも「クモ膜下出血」を起こした可能性もあります。
このことはまさに【神のみぞ知る】ということであり、我々人間にはうかがい知ることができないことです。
ですが、政府にはこの事象に真摯に向き合って頂き、各種専門家が真剣に検証及び研究をしていただきたいです。
ここで間違ってはいけないのは、現在世界中でのワクチン接種の状況を見るに、ほとんどの人はワクチンを摂取しても重篤な副反応に見舞われることはないということです。
ですが、稀にどのような条件が重なった為かはわかりませんが重篤な副反応が出ることがあります。
私達はそのことを念頭に自分でワクチンを摂取するかを選ばなければなりません。
世の中に100%安全なものはありません。
薬においては特にそうです。
どうしても体質に合わない場合もあるのが事実です。
重ねてになりますが、この度亡くなられてしまいました方に心からご冥福をお祈り申し上げます。
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