「鼻うがい」で検索すると「危険」や「水道水はダメ」などとでてきます。
水道水で鼻洗浄液を作ってはダメなのでしょうか?
ハナノアのようにすでに液体として製品になっているものはそのまま安心して使えますが、サーレSやサイナスリンスなどは洗浄液作成用の粉末となっています。
洗浄液を作るときには精製水や蒸留水などを購入しないといけないのでしょうか?
ということで調べてみましたよ。
水道水で大丈夫です!
ご安心ください。
水道水で大丈夫ですよ。
念の為には、一度煮沸消毒した水道水を使用するとなお安全です。
鼻うがいは人肌ほどの温度で行うと気持ちが良いといいますので、一度煮沸した水道水を冷まして使うのがよいでしょう。
鼻うがい用の器具と洗浄剤を販売している「ハナクリーン」さんでも水道水で大丈夫と言っていますよ。
基本的に日本国内の水道水ならばしっかりと塩素で消毒されているので大丈夫とのことですが、微生物や細菌がすべて殺菌されているわけでは無いので、可能なら一度煮沸すると安心度が上がりますよ。
また安全な「精製水」が薬局でも販売されていますのでそちらを使うのも良いと思います。
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なぜ鼻うがいに水道水は危険と言われたか?
鼻うがい用に水道水は危険と言われていたかと言いますと、日本ではなく外国で鼻うがいを水道水で行っていたところ「アメーバ」が脳に入り込み病気になったという事故があったからです。
池や湖などの自然環境下では地域によって生息しているアメーバ。
浄水場などの設備や水道水の基準が違う外国では生きたアメーバが混入していることもあります。
飲用水とした場合、これらのアメーバが胃に入れば胃酸で多くは死滅するので気にされることはほぼ内容です。
ただ、「鼻うがい」で鼻の奥の粘膜(上咽頭)に入り込んだ場合まれにそのまま髄膜脳炎を惹き起こすことがあります。
その事例が実際にありましたので、水道水での鼻うがいは止めたほうが良いと言われたのです。
実際に病気を起こすアメーバ種を青森で見つけた研究も有りました。
これで、即日本の水道水も危険ということにはなりませんが、万全を期すなら煮沸消毒をすること、次点で精製水を使用することが望ましいかもしれませんね。
まとめ
日本の水道水ではほぼ問題はありません。
日本の水道の基準が欧米よりも厳しいからです。
またこのアメーバは塩素に弱いとも言われています。
25度以上の温めの淡水を好むとされていますが、46度でも生きていたという研究も有り温泉でも油断できないようです。
ただし、国内の報告例は少なく、直近では1996年11月に女性が残念ながら感染していたようです。
鼻うがいで水道水は危険か?と言われますが、通常通り免疫が働く方であればほぼ問題は無いことが多いようです。
実際に数年間も水道水で鼻うがいをしているけど快適という方々がいらっしゃいます。
医師の推奨では一度煮沸した水道水か、薬局で販売されている精製水を使用することです。
ミネラルウォーターなら大丈夫と考える方がいますが、実はミネラルウォーターは非加熱採水のものもあり、安全基準を満たしてはいるが、安心できるかと言うと・・・疑問が残ります。
またブリタなどの浄水器で浄水した水を使うという話もありますが、海外でこのアメーバ症にかかってしまった方は、ブリタで浄水した水道水を使用して鼻うがいをしていたそうです。
ですので過信せずに、素直に一度煮沸することが良いでしょう。
手順を踏めば水道水でも安全に鼻うがいができますよ。
ちなみに私は水道水をレンジで1分30秒ほど温めて使っています。
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