冷え性ってつらいですよね?
重度の冷え性になると季節関係なく夏場でも冷房で辛い思いをします。
実は現代人は軽く冷え性の方も増えているようですよ。
目安としては平常時の体温が36℃前半ですと予備軍かもしれません。
平熱が35℃台ですと・・・冷え性ですよね。
特に手足が冷たい、冷えすぎて辛いということが無くても平熱が低いということは”からだが冷えている”ということです。
理想としては平熱が36℃台後半あると良いですね。
体温が高いほうが体内の免疫も働きやすくなりますので、健康維持増進にもとっても良いです。
しかし!
どうやって冷え性を改善したら良いかと様々な情報がありますが、今回は手軽に始められる【食べ物】で冷え性改善を目指します。
手軽に入手でき、効果は抜群ですのでぜひ日々の食事に取り入れていただければと思いますよ。
その気になる冷え性改善の食べ物が【ヒハツ】です!
【ヒハツ】って何??
聞いたことないですよ!?
という方が多いと思います。
私も最近知りました(笑)
周りの人に【ヒハツ】がおすすめだよ!っと言っても誰一人わからず(???)な状態でしたよ。
ところが意外と昔から利用されていた食べ物です。
では早速見ていきましょう!
【ヒハツ】って何??
冷え性の原因など小難しい話は別の機会に(改善できればそれで良いでしょ??)
では早速【ヒハツ】とは何かと言いますと・・・
スパイス
です。
しかもあの有名なスパイスメーカーGABANでも取り扱いがありますよ。
それがこれ、
「ロングペパー」
とも言います。
その名前の通り胡椒のようなピリリとした辛味のあるスパイスです。
胡椒とは違ったシナモンのような香りがあるのが特徴で、そのまま舐めると辛いですが、調味料として使うと黒胡椒ほどの辛味は感じませんよ。
名前のとおり細長い形をした実です。
実は胡椒より前からスパイスとして使用されてきたもので、胡椒の量産化が可能になってからあまり使われなくなったスパイスのようです。
ヒハツには様々なアルカロイドなどが含まれています。
5. . 主成分
果実には多数のアルカロイドと関連化合物が含まれており、その中で最も豊富なのはピペリンであり、次にメチルピペリン、ピペロナリン、ピペレチン、アサリニン、ペリトリン、ピペランデカリジン、ピペロングミン、ピペロングミニン、レトロフラクタミド A、ペルグミジエン、ブラキスタミド-B、二量体が続きます。デスメトキシピプラチン、N-イソブチルデカジエンアミド、ブラキアミド-A、ブラキスチン、ピペリシド、ピペリデリジン、ロングアミド、デヒドロピペノリンピペリジンの、およびテトラヒドロピペリン。ピペリン、ピペロングミン、テトラヒドロピペロングミン、トリメトキシシンナモイル-ピペリジン、およびピペロングミニンが根に含まれています。新たに同定された化学成分は、1-(3′,4′-メチレンジオキシフェニル)-1E-テトラデセン、3-(3′,4′-メチレンジオキシフェニル)-プロペナール、ピペロイン酸、3′,4′-ジ-ヒドロキシ-ビアボラ-です。 1, 10-ジエン、オイデスム-4(15)-エン-1ベータ、6-アルファ-ジオール、7-エピ-オイデスム-4(15)-エン-1ベータ、6ベータ-ジオール、ギネシン、および2E,4E-ジエンアミド、( 2E 、4E 、8E)-N-イソブチルヘンニコサ-2,4,8-トリエンアミド[ 1、2 ]。
引用:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2005290111600204
私も近所のスーパーを何店舗も回りましたが、このGABANのロングペパーが販売されていませんでした。
唯一販売していたスーパーがイオンです!
イオンは意外とスパイス類が豊富に品揃えされていました。
またKaldiでも「ヒハツ」としてパウチ入りの商品が販売されていましたよ。
冷え性に【ヒハツ】が効果的!?
早速【ヒハツ】の正体がわかったところで、ヒハツが冷え性改善に良いところをご説明いたしましょう!
ヒハツに含まれる「ピペリン」という成分が身体をあたためてくれます。
特に内臓温度が上がると研究からもわかっております。
体温計で測る体温は身体の表面の温度です。
内臓は体内にありますので深部の温度ですね。
「身体の芯が冷える」と表現したりしますが、内臓温度が下がっていると所謂「冷え性」という状態になってしまいます。
「ピペリン」には血管を拡張して血流をよくする働きがあります。
血管を広げて血液循環がよくなりますので内臓にもしっかりと血液が行き渡り、身体の内部からぽかぽかと温まってきます。
多めに使うと食べてから30分くらいするとお腹の中から温まる感じがしました。
10日ほど1日1~2食の食事にヒハツを活用して食べていましたら、11月なのに日中少し動いてうっすら汗が滲むようになりました。
これまではほとんど汗が出なかったのですが・・・
これはヒハツが効いてきたのかもしれないと思っています。
【ヒハツ】で血管も丈夫になる!?
【ヒハツ】には毛細血管を丈夫にする効果があると研究されていますよ!
ヒハツが毛細血管の細胞にある【Tie2】という物質を活性化してくれることがわかりました。
この【Tie2】という物質が活性化されると血流が良くなり、毛細血管の老化を防ぐことがも判明しています。また、毛細血管の再生や縮んでしまった血管を伸ばしたりと血管の復活にも関与していると研究が進められています。
毛細血管が丈夫になり、血流が改善されると言うことは内臓隅々まで、また手足の隅々までしっかりと血液が循環するようになるということですね。
体温を身体の隅々まで届けるのは血液が役割を担っています。
その血液がしっかりと循環することで身体が温まって来るわけですね。
また体温を産生するのは筋肉ですね。
その筋肉には毛細血管が張り巡らされています!
つまりはしっかりと毛細血管が丈夫になり、血流が改善されれば、産生された熱もしっかりと身体の隅々まで届けられるということですね。
【ヒハツ】で免疫力UP!?
内臓温度が上がってきますと、基礎体温も高くなります。
健康のためにはできれば36度台後半の平熱があるのが好ましいと言いました。
体温が高いほうが免疫が働きやすくなりますからね。
風邪をひいた時に発熱があるのは、ウイルスや細菌が悪さしているからではなく、からだが体温を上げることで免疫細胞が活発になりウイルスや細菌を退治しやすくしています。
ですので基礎体温が上がることで免疫力がUPしていると言えるのです!
【ヒハツ】で基礎代謝UP!?ダイエット??
またもご登場の「燃える人」(笑)
【ヒハツ】を食べることで基礎代謝が上がるってことでダイエッターには朗報かもしれません。
これは上の項とかぶるのですが、基礎体温が1℃上昇すると基礎代謝が13%UPすると言われています!!
13%って大きいですよね。
さすがに平熱がもともと36.5℃あった人が、【ヒハツ】を取り入れることで、平熱が37.5℃まで上昇するということはありません。(これじゃあ微熱だものね)
35℃台だった人が36℃台まで基礎体温が上がることはあるようですよ。
身体を温める食材は色々ありますが、それらと併用して利用するのも良いと思います。
しかもスパイスということですので、他の身体を温める食材と合わせて利用しやすいと思いますよ。
味も胡椒のようなピリリと辛いスパイスですので、合わせやすいと思います。
おすすめの【ヒハツ】の食べ方
内臓を温めるヒハツですが一日にどれくらいの量を食べたら良いのでしょうか?
基本的にはスパイスですので大量に食べるものではありません。
海外の研究では被験者に1日1gを投与した研究があり、内臓温度が上昇したことがわかっています。
私たちはとりあえずはスパイスとして利用するのが良いと思います。
そうしますと、料理の味を損ねないように美味しく食べるために利用しますので、多すぎるということは防げると思います。
私がおすすめな食べ方はカレーに振りかけることと、鶏の唐揚げにふりかけて食べることです。
カレーではワンランク上の辛さになりますので、辛さが苦手な方は気をつけてください。
そして何より鶏の唐揚げとの相性は抜群です!!
ヒハツの風味が合うのか、ピリッと辛くなるだけじゃなく旨味がますように感じます。
ぜひお試しください。
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