新型コロナウイルスの新規感染者が毎日報告され、日々犠牲者の報告もあり、聞いているだけで怖くないりますよね?
どうやったら新型コロナウイルスに勝てるのか?
人類はウイルスにやられてしまうのか?
ですが、新型コロナウイルスはもちろん【コロナウイルス】という種類のウイルスはウイルス界では弱者な方なんですよ?
コロナウイルスは弱い?
そもそも【コロナウイルス】という種類のウイルスは季節性の風邪を引き起こすウイルスです。
一年中それなりに居て、特に秋から冬にかけて猛威を奮い、多くの方が風邪になります。
一説によると冬の風邪のピーク時には、風邪全体の2~3割がこの【コロナウイルス】によるものと言われています。
皆さん風邪予防には、何を言われて育ってきましたか?
そうですよね!「手洗い」「うがい」ですね!
外から帰ってきたら手洗い・うがいをしましょうね!って習いましたよね?
どうでしょうか?それで風邪を予防できましたか??
意外と予防できていたと思いますよ。
中には徹底して手洗いうがいをしていたので、ここ数年風邪にかかったことが無いなんて方もいらっしゃると思います。
そうなんですね!
【コロナウイルス】はその程度で殺菌できるんですよ!
(殺菌という言葉は本当は正しくないでしょうが、わかりやすくここでは除菌という表現を使用します。)
意外と弱いウイルスでしょ?
特別な薬剤が必要ないんですよ!
ご家庭にああるもので十分除菌できるのです。
新型コロナウイルスを除菌できるものは?
この膜が壊れると中の「Positive strand RNA」も使い物にならなくなります。
殺菌できたということですね!
そのエンベロープが脂質でできていることがポイントです。
要は脂をとかせればよいのです!
そう考えますと、
- 石鹸
- エタノール
は当然効きます。
どちらも油汚れに効きますよね?
あとはご家庭で手に入る最強の消毒剤:塩素!
要はキッチンハイターや洗濯用のブリーチですよね。
部屋干しするときには色柄ものでなければブリーチを入れて洗濯すると生乾き臭が抑えられると聞いたことありませんか?
あれも塩素が洗濯物に残る雑菌を殺菌するのでニオイの発生を抑えられるからです!
それがちゃんと【コロナウイルス】にも効きますよ!
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「除菌」と書かれたハンドソープは良いの?
最近の商品には、ハンドソープから洗濯用洗剤、食器洗い洗剤に至るまで「除菌」と表示されていますよね?
やっぱり「除菌」と表示されている商品の方が良いのでしょうか?
確かに除菌や薬用と表示されている石鹸には、ベンザルコニウム塩(一般に逆性石鹸と呼ばれている陽イオン界面活性剤)やイソプロピルメチルフェノールなどが殺菌剤として配合されています。
ですので、そのような成分が入っていない物よりか、殺菌する力が強いとは思いますが、一部の研究結果ではあまり変わらないといわれていたりします。
というのもベンザルコニウム塩(塩化ベンザルコニウム)は逆性石鹸とも呼ばれていて、飲食店の厨房などではその液体に手を付けこんで殺菌・消毒をしていると思います。
その場合の使い方ですが、一般的に普通の石鹸でよく手を洗った後で、逆性石鹸液に手を付けます。
時間にして1分以上でしょうか。
・・・そうなんです!
石鹸で洗った上で、1分以上も付け込まないと効果が出ないのです!
薬用ハンドソープで皆さん何分くらいゴシゴシしていますか?
1分やってやっと一緒ですよ!
ということで、残念ながら除菌と書いてある商品がより良いかというと・・・どうだろう?ということです。
それよりも洗い方のほうが大事だと言われています。
こちらの実績のある自衛隊式の手洗い方法は大変参考になりますよ!
薬用ハンドソープに入っているものは?
参考までに、薬用ハンドソープに入っている成分の解説も書いておきます。
全く意味がないわけではなく、【コロナウイルス】に関しては、通常の石鹸成分でも十分に殺菌できるので、それほど活躍しないということです。
まずは塩化ベンザルコニウムから、
塩化ベンザルコニウム
塩化ベンザルコニウムは逆性石鹸とも呼ばれます。
脂質でできたエンベロープをユルユルに柔らかくしてバーストさせるように作用します。(簡単に言うとね)
ですので脂質の膜で守られているウイルスや細菌に効果が高いのです。
消毒効果が出るのは、
手指、粘膜、機器消毒の用途に使われる。消毒効果は以下のとおり[1][2]。
- グラム陽性菌・陰性菌 – 一般的に有効
- 真菌 – 一部有効、一部無効
- エンベロープを有するウイルス – 一部有効、一部無効
- 緑膿菌 – 抵抗性または無効
- バークホルデリア・セパシア – 抵抗性
- セラチア – 抵抗性
- アクロモバクター・キシロソキシダンス – 抵抗性
- 結核菌・マイコバクテリウム属 – 無効
- その他のウイルス全般 – 無効
- その他の芽胞を持つ細菌 – 無効
という細菌類などに効果がある消毒薬です。
逆性石鹸という使い方での1分以上漬け込む方法では効果がありますが、一部研究ですとハンドソープに配合されている状態ではウイルスに対しほとんど効果がないとも言われています。
【コロナウイルス】に関しては石鹸の成分で十分に殺菌できますので、正しい手洗い方法を身に着けてしっかりと洗うほうが効果的です!
トリクロサン
トリクロサンは消毒というよりは抗菌剤的な働きをするといわれていて、一時期は大人気の成分でした!
石鹸だけでなく歯磨き粉などにも配合されていましたが、アメリカでの研究でそれほど殺菌効果が認められず、なおかつ一般的な抗生物質に対する薬剤耐性を強化してしまう可能性が指摘され、アメリカでは2017年9月に一般用抗菌石鹸の販売を禁止したそうです。
イソプロピルメチルフェノール
「キレイキレイ」の有効成分ですが・・・
先に言いますと、実はウイルスには効果がないのです!!
MRSAには効果がありますが、ウイルスやO-157大腸菌、ノロウイルスには効果がなかったようです。
ですので、一般的な食中毒菌であるMRSAには効果がありますが、正直今回の【コロナウイルス】には効果がほとんどありません!
石鹸としての成分が【コロナウイルス】のエンベロープを破壊してくれているだけですね。
手の洗い方のほうが重要ですので、ぜひ先程の動画を参考に手洗いのプロになってください!
サリチル酸
薬用石鹸ミューズの有効成分ですが・・・もはや殺菌剤ですらない・・・え!?
昔はトリクロサンを使用していたのですが、前述の通り、アメリカで殺菌効果に疑問が出て使用禁止になりました。
その後イソプロピルメチルフェノールを使用していましたが、薬用ミューズの液体石鹸の裏側を見たら、
「有効成分:サリチル酸」
とありました。
これは皮膚の角質を柔らかくする作用はあります・・・でも殺菌剤としての作用はないですよ?
かろうじて抗菌剤としての効果はあるようなのですが・・・。
「薬用」ハンドソープは意味無し!?
別件で調べていて思わぬ事実にぶち当たりました!
え~~と・・・薬用ハンドソープは【新型コロナウイルス】に対して特段効果はありません!!
誤解なき様にお願いしたいのですが、石鹸としては正しい手洗いをすれば十分効果があります。
ですが、”売り”である薬用成分には効果が期待できません!
ですから、固形石鹸、例えば「牛乳石鹸」と効果は全く変わりません!
よくお店のトイレに設置されている緑とかピンクのシャバシャバな液体石鹸がありますよね?
あの石鹸でも、正しい手洗いをすれば十分効果があり、「薬用ハンドソープ」と【新型コロナウイルス】に関しては効果が変わりません!
新型コロナウイルスが弱いウイルスで良かったですね!
ノロウイルスレベルの頑強さとなると、もはや濃いめの塩素系漂白剤じゃないと太刀打ちできませんでした!
とりあえず、しっかり石鹸で洗い流せば大丈夫ですのでご安心ください。
誤解が無い様に書いておきますが、これらの薬用ハンドソープい入っている有効成分は、おもに食中毒菌に対して効果が出るようにというコンセプトです。細菌類には効果がある成分です。
ただ、ウイルスというのは細菌とは異なる生態ですので、効果が無いか芳しくないということですね。
商品コンセプトとして、もともとウイルスに対してを想定していないということです。
新型コロナウイルス騒動が無ければ、一般細菌さえ殺菌・除菌できれば目的を達成しますからね。
私たちが勝手に勘違いをしていたということですね。
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