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オミクロン株の感染力は?脅威度は??

新型コロナウイルス
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211129/k10013365961000.html
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南アフリカで新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が発見され、ニュースでにぎわっています。

相変わらずテレビでは恐怖を煽りたいようですので、情報を集めて冷静に判断できるようにしたいと思います。

現在のところ感染力が強く、ウイルスが広がりやすい可能性が指摘されています。
ここでもう一度感染症ウイルスの脅威度について考えたいと思います。

 

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オミクロン株の感染力は?

WHOや欧米諸国で新型コロナウイルスのオミクロン株への警戒情報が出ています。

日本でもすべての外国人の入国を規制するというニュースが出てきましたね。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211129/k10013365961000.html

 

南アフリカで確認された新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」。29日午後4時の時点で12の国と地域で確認されています。

世界的な感染の広がりを見せる中、岸田総理大臣は30日午前0時から、世界のすべての国や地域を対象に、ビジネス目的などの外国人の新規入国を原則停止することを明らかにしました。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211129/k10013365961000.html

 

欧米諸国ではワクチンの接種率も高水準となっており、本来ならそこまで焦る必要が無いように思えますが、各国がここまで警戒をするのは理由があります。

というのも、オミクロン株のスパイクたんぱく質の部位だけでも数か所の変異が認められるからです。

ご存じのように新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質が体内の細胞のACE2受容体にくっつくことで細胞内に入り込み感染となります。

現在世界中で使用されているワクチンのもととなるスパイクたんぱく質の設計図(mRNA)は初期の新型コロナウイルスのものを使用しています。

オミクロン株ではこれまで変異してきたデルタ株と比べても数か所多くの変異が起こっていると言われています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211129/k10013365961000.html

国立感染症研究所によりますとオミクロン株はウイルスの表面にある「スパイクたんぱく質」という突起のような部分にこれまでの変異ウイルスの中で最も多い30か所の変異が見つかっていて、このほかにも遺伝子の一部が欠損するなどしているということです。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211129/k10013365961000.html

上記の事により、ワクチンの効果が期待できない可能性が高く見積もられています。

つまりは各国がこれまで新型コロナウイルスへの最大の対抗策として行ってきたワクチン接種が効かない可能性があるのです。

その為に水際対策として、せめてオミクロン株の詳細が分かるまで国内でまん延することを防ぎたいのです!

 

オミクロン株の肝心の感染力に関しては、

松本教授は「従来の変異株と比べてだいぶ構造や性質が変わっている可能性がある。これまでに感染した人がまた感染したり、ワクチンの有効性が低下したりすることが懸念される」と指摘しました。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211129/k10013365961000.html

ということです。

 

ウイルスの形が大幅に変わりましたので、デルタ株までの抗体をすり抜ける可能性があります。
(今後の研究結果に期待です)

また、南アフリカでの感染の広がり具合をみますとデルタ株を押しのけてオミクロン株が広がりつつあるようですので、暫定的な予測として、デルタ株よりも感染力が強く広がりやすい可能性があります。

 

ですが広がりやすいから脅威とは限りません。

オミクロン株の脅威度は?

ウイルスの脅威度はどう見たら良いでしょうか??

報道ではとにかく新しい株が出て、どうやら感染力が強いらしい。ワクチンの効きが悪いかもしれない。

等と不安を煽っていますが、警戒することは大切ですが、正しく認識しないとまた経済を止めてしまいます。

結論から言いますと、ウイルスの脅威は重症化するかどうかです。

 

感染力が強いから脅威かと言えば、そうとは限りません。

コロナ騒動以前では、冬になると風邪をひく方が多くなったと思います。
季節性の風邪の場合これまで特に脅威ではありませんでしたので、正確な統計はとられていませんが、私たち一般人の肌感覚でも感染者数はなんとなく感じると思います。
というのも学校や職場、ご近所で例年11~3月までの期間で風邪をひいた方はそれなりに居ると思います。直接本人から「風邪ひいたのよね~」なんて聞くことも多かったと思います。

ところが新型コロナに関してはほとんどの方が感染経験者から直接話を聞いたことは無いと思います。

それだけ風邪の感染者が多かったということですね。
言い換えれば、風邪は感染力が強いと言えます。
ですが、「風邪は脅威だ」と思いましたか??

 

驚異的だと言いますのは、重症化しやすいこと、結果亡くなってしまうことが多いということですね。

警戒することは大切ですが、WHOも警戒しながらも、

これまでのところオミクロン株に関連した死亡例は報告されていないが、オミクロン株ワクチンや感染によって獲得した免疫を回避する可能性については、一段の研究が必要とし、今後数週間でさらなるデータが出てくるとの見通しを示した。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/e366aa3e2a41edcf03694bb838b97cc25cc97693

としています。

 

実際に見つかった南アフリカでも軽症者が多いという報告がありますね。

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を最初に確認した南アフリカの医師は28日、感染が疑われた約30人の患者を診た結果、症状は軽く、入院することなく回復したことを明らかにした。

(中略)

患者の大半は40歳以下の男性で、ワクチン接種を終えている人は半数に満たなかった。患者は「極度の疲労感」を訴えたが、若者には珍しい症状だという。

軽い筋肉痛喉の痛みたんを伴わないせきなどの症状も見られた。

クッツェー氏は18日、患者約30人のうちの最初の7人を診察した後、保健当局に対し、国内で主流となっている「デルタ株」の感染とは異なる症状が認められたと報告した。その頃には、国内の科学者は新たな変異株の存在に気付いていたという。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d5eb8fe7a4574f212f3bad20efa2995cc4e2c6e

まだ発見されたばかりであり、感染した患者が今後どのような経過をたどるのかが分かりません。

 

南アフリカでの新型コロナ感染状況は?

2021年11月29日時点での南アフリカでの新型コロナウイルスの感染状況ですが、

https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/south-africa/

南アフリカではワクチンの接種率は

 一方、南アではワクチン接種を終えた人は総人口23%超にとどまっており、接種に抵抗感を持つ人々も多い。

ということです。

約3/4の人が接種がまだの状況でこの感染状況ですのでどう見るかですね。
ただアフリカでの感染者数や死亡者数は一番多いのが南アフリカのようですね。
1日の感染者数がここ数日で急上昇しているのは確かですのでオミクロン株が影響している可能性も否めません。今後重症者数等に注視していく必要がありますね。

 

https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/south-africa/

 

 

オミクロン株はスパイクたんぱく質の部分だけで数十か所の変異が認められています。
本体の方でも変異があることは見込まれていますのでその変異が人体にどのような影響を及ぼすかはこれからの研究で明らかになってくるでしょう。

ただし、現在のところオミクロン株での重傷者は死亡者が出ていないことも事実ですので、警戒しつつも冷静に見ていく必要があると思います。

 

感染力が強く重症化しない場合は歓迎!?

今後の研究に注視する必要がありますが、もしこのオミクロン株が「感染力が強く、重症化しにくい」株だったら、むしろ拡散した方が良いかもしれません。

現に南アフリカではデルタ株を追いやって、オミクロン株が広がっている傾向がみられるようですね。
これが続くなら、オミクロン株はデルタ株よりも感染力・伝播力が強いウイルスであることは分かります。

 

 

デルタ株ももともと他の株がまん延していたところに現れて、一気に勢力図を塗り替えました。
デルタ株ではそれなりに重症化することが分かっています。(陽性者の10%前後)。

そこで、今度のオミクロン株がより重症化しにくいものであれば、コロナ騒動の終息につながります。

オミクロン株がデルタ株を駆逐してくれるからです。
コロナ騒動の肝は、重症化してしまってICUや一般病棟に入院しないと最悪命に関わるからということと、それに伴い入院者数が増え病床を圧迫し、他の病気で入院できなくなり、二次的に他の病気の方が医療を受けられなくなるからというものですね。

新型コロナが重症化しにくくなれば、感染者が多くなっても、それだけ入院する人やICUが必要な人が減ります。
投薬や経過観察で回復する方が多くなります。
そうなれば社会的には問題となりませんよね?

ウイルスは突然消滅することはありません。
同系統で

ですから現在のニュースでは「感染力が強く脅威である」と言っていますが、もう少し冷静に成り行きを見ていくことが大切だと思います。

 

オミクロン株の予防にワクチンは3回目は必要か?

これに関しては疑問があります。

スパイクたんぱく質の部分だけでも数十か所の遺伝子変異があるオミクロン株を従来のワクチンで防げるとは思えないですね。

ただでさえデルタ株でもブレイクスルー感染が起きていますので、そこから大幅に変異してしまったオミクロン株では効果は期待できません。

この件に関しても今後の専門家の分析結果が待たれます。

 

気持ちとしては是非ともワクチンに効果があってほしいとは思っています。

現在根拠もなく3回目のワクチン接種をうたっている方もいますが、現状としては効果が疑われるので難しいかなと思います。

 

 

ワクチンは基本的に元となった抗原と似た形のものに対しては効果を発揮します。

「A、A’、A’’」には効果を発揮しやすいですが、「B系統」になると効果が減少するでしょう、その上「C系統」「D系統」と大幅に変化してしまったら「A系統」と同じものと認識できずに抗体がうまく働かなくなります。
ですからインフルエンザウイルスのワクチンは毎年違うものを接種するわけですね(厳密にはもっと複雑ですけど)

今回のオミクロン株はその時期に来てしまったのかもしれません。

 

まとめ

現状ではまだオミクロン株の性質について詳細にはわかっていません。

漏れ聞こえてくる暫定的な情報では、

 

  • 感染力が強い
  • 意外と軽症で回復する
  • 極度の疲労感
  • 軽い筋肉痛
  • のどの痛み
  • たんを伴わない咳

 

とのことです。

 

世界各国でオミクロン株に感染した患者の話が出ていますが、経過がどうなるかに注視したいですね。

またニュースで感染と表現していますが、検査方法がPCR検査であれば、それは感染ではなく粘膜への付着であることを念頭に入れておかなければなりません。

粘膜に付着しているものが見つかったとしても、即感染とはなりません。
十分なウイルス量が付着していないと細胞内に入り込めないからですね。

現在のところ我々一般人レベルでできる対策はこれまでと同じです。

感染確率の高い場所には近づかない。

手洗い、うがいをする。

体力をつけ免疫力を上げて置くということですね。

 

 

規則正しい生活を心がけ、しっかりと栄養と睡眠をとることが大切ですね。

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