ドン・キホーテで懲りずにまた税抜19,000円のノートパソコン【MUGAストイックPC3】を販売しました!
懲りずにまた……という表現でなんとなくお察しだと思いますが…
丁度ブログ更新用の安価で遠慮なくガシガシ使えるノートパソコンを探していたので、中華ノートパソコンを含めて物色していました。
そこにドンキPC発売のニュースが!
ネットサーフィンとブログ更新、エクセルでのデータ整理位の利用を考えていたのでそれ程性能は良くなくても良いかなとCeleronでも良いかなと物色してましたが果たしてドンキPCは私の用途に合うでしょうか?
MUGAストイックPC3の実力は?
見た目は薄型でシルバーのシンプルなデザインです。
まぁ、残念ながら…使いものにならないようです…いきなり結論申し訳なし。
性能が標準で低いのは値段からして仕方が無いにしても、拡張性が皆無なんですよ!
つまりは、部品の交換が出来ない……魔改造不可です…
メモリの増設すら半田固定だから無理!
もちろんSSDも半田固定ですから無理!
CPUなんかもってのほか!!
終了で〜〜す……
ってこれではつまらないですよね。
私もノートパソコンが必要で探していた訳ですので、解決策を見つけましたからご紹介。
大した解決策では無いですけどね(笑)
まずはドンキPCの検証から(笑)
【MUGAストイックPC3】のスペック
お客様の声をもとにパワーアップしたと言われるドンキPC。
公式サイトの売り文句によりますと、
お客さまのご要望にお応えし、ストレージを32GBから64GBへ増強したほか、プロセッサをIntel® Atom®からIntel® Celeron®にパワーアップしました。
また、キーボードの配列をJIS配列に変更し、より効率的なタイピングが可能になりました。カメラを搭載しておりますので、多くの企業において導入が進むテレワークでのビデオ通話にもご使用いただけます。
https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?cname=%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%95%86%E5%93%81&item=3131
となります。
スペックをみてみますと、
■型番:KNW14FHD3-SR
■プロセッサ:
Intel® Celeron® N3350(Apollo Lake)
■プロセッサスピード:
1.10GHz/最大2.40GHz
■グラフィックス性能:
Intel® HD Graphics 500
■無線LAN(Wi-Fi):IEEE802.11a/b/g/n/ac
■通信:Bluetooth® 4.2
■OS:Windows 10 Home 64bit(Sモード)
■システムメモリ:
LPDDR4 4GB(増設・変更不可)
■ストレージ:
eMMC 64GB(増設・変更不可)
■インターフェイス:USB3.0×2、 Mini HDMI×1、microSDスロット×1(最大128GBまで)、3.5mmヘッドセットジャック(オーディオ出力+マイク入力)×1
■ディスプレイ:14.1インチ IPS液晶 1,920×1,080ドット
■カメラ:30万画素(インカメラ)
■スピーカー:1W×2
■キーボード:83キー日本語キーボード
■バッテリー:5,000mAh 7.6Vリチウムポリマーバッテリー 駆動時間:約9時間 ※1
■サイズ(約):幅333mm × 奥行224mm × 高さ22mm(閉じたとき)
■重量(約):1,350g
■取得規格:技術適合・PSE
■ビジネス統合ソフト:Kingsoft WPS Office
■付属品:充電用ACアダプター(コード長:約1.2m)、Mini HDMI変換ケーブル(コード長:約22cm)、保証書・取扱説明書、WPS Officeライセンスカード
■生産国:中国https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?cname=%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%95%86%E5%93%81&item=3131
と言うものです。
CPU:Celeron N3350ってどうなの?
パソコンといえば性能はCPUですよね。
「Celeron N3350」というCPUの性能はどうなのでしょうか?
前作のドンキPCのCPUは、「Atom x5 Z8350」という昔ネットブックと呼ばれた安価でネットサーフィンを主に行うコンパクトもしくは薄型軽量ノートパソコンに使用されたCPUです。
この「Atom x5 z8350」というCPUはなんと4コアのCPUでした!
そして「Celeron N3350」というCPUは、Atomの上であるCeleronというシリーズではありますがその中でも低性能のCPUになりますので、2コアです・・・
ドン・キホーテの言い分である、「AtomからCeleronへとパワーアップしました」というのは・・・正しくないです・・・。
比較しますと・・・
Intel Atom x5-Z8350 | Intel Celeron N3350 | |
1.44 GHz | クロック周波数 | 1.10 GHz |
1.92 GHz | ターボ (1 コア) | 2.40 GHz |
1.92 GHz | ターボ (全て コア) | 2.40 GHz |
4 | コア | 2 |
いいえ | ハイパースレッディング | いいえ |
いいえ | オーバークロック可能 ? | いいえ |
2.00 MB | キャッシュ | 2.00 MB |
Intel HD Graphics 400 | GPU | Intel HD Graphics 500 |
0.20 GHz | グラフィック クロック周波数 | 0.20 GHz |
0.50 GHz | GPU (ターボ) | 0.65 GHz |
8 | GPU Generation | 9 |
14 nm | 技術 | 14 nm |
12 | DirectX Version | 12 |
3 | 最大画面サイズ | 3 |
12 | ユニット | 12 |
96 | Shader | 96 |
性能で比べますとこのような形です。
ドン・キホーテでは、CPUのシングル性能でパワーアップという表現を使っていますね。
最近のCPUではコアが複数入っているいますので、その1コアの性能が良いということですが、ベンチマークで見てみますと、
Cinebench R15 (Single-Core)
シングルコアで見ますと確かに新ドンキPCの方が高い数字となっています。
- Intel Atom x5-Z8350 32
4x 1.44 GHz (1.92 GHz) - Intel Celeron N3350 48
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
ちなみにヨドバシカメラのノートパソコン人気ランキング3位の「DELL Inspiron15 3593」
価格:67,760円 |
こちらには「Intel core i3-1005G1」というCPUが積んであり、同じベンチマークをすると「158」という数値になります。
また同じくヨドバシカメラランキング4位の3万円台で買えるノートパソコン「ASUS E203MA-4000G2」
ASUS E203MA-4000G2(スターグレー) 11.6型 Celeron/4GB/64GB 価格:28,138円 |
こちらには「Celeron N4000」というCPUが積んでありますが、同じベンチマークで「70」という数値になります。
新ドンキPCは「48」という数値ですから、大分遅いことがわかりますよね。
前回のAtomよりは若干早いですけどね。
Cinebench R15 (Multi-Core)
今度はマルチコアということでCPUに含まれているコアすべてを使ってのベンチマークになります。
どうなるでしょうか?
- Intel Atom x5-Z8350 116
4x 1.44 GHz (1.92 GHz) - Intel Celeron N3350 89
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
・・・・え~~~と・・・・
Atomより遅い・・・
まぁ、Atomは4コアでしたからね、分散できて処理が早いのでしょう・・・
Celeron N3350は2コアですからね・・・
ちなみにシングルコアでも紹介した最新2機種についても見てみると
- Intel Core i3-1005G1 409
2x 1.20 GHz (3.40 GHz) HT - Intel Celeron N4000 138
2x 1.10 GHz (2.60 GHz)
という数値です。
もう1万円足してASUSのノートパソコン買ったほうが幸せになれそうです。
ASUS E203MA-4000G2(スターグレー) 11.6型 Celeron/4GB/64GB 価格:28,138円 |
ただ画面が11インチと小さくなるんですけどね。
ドンキPCは14.1インチのIPS液晶ですから。そこはポイント高いですよね。
Geekbench 5, 64bit (Single-Core)
また違うベンチマークをしてみますと、
- Intel Atom x5-Z8350 171
4x 1.44 GHz (1.92 GHz) - Intel Celeron N3350 293
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
というように倍近い差をだしますね。シングルコアですと。
しかし、マルチコアになりますと・・・
Geekbench 5, 64bit (Multi-Core)
- Intel Atom x5-Z8350 533
4x 1.44 GHz (1.92 GHz) - Intel Celeron N3350 539
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
ということで対して変わらない数値となります。
CPUのコアを1つだけ動かしてという使い方はほとんど行わないのでこのマルチコアという状態での数値が私達実際に使用中に感じる速さになるかと思います。
そうしますと・・・旧ドンキPCとCPUではあまり変わらない性能とも言えます。
新ドンキPCに良いところは?
旧ドンキPCとCPU性能はさほど変わらない可能性が出てきましたが、良いところはないのでしょうか?
旧と比べて良い点はストレージが32GBから64GBに増えたこと。
データを記録しておくSSDの容量が倍に増えました。
Windowsでも当たり前のセキュリティアップデートが32GBのときは辛い状態だったようです。
しかし、新PCでは64GBへと増えたので、おそらくは「Windows Update」がそれなりにできるようになるでしょうね。
またこのお値段で画面が14.1インチのIPS液晶ということで、画面”は”きれいということです。
YouTubeを見るのに良いですよね。
でもそれでしたら、もう少しお金を足して一つ上のパソコンを購入するか、状態の良い中古を手に入れるほうが良さそうです。
中古パソコンを探そう!
もともとブログ更新用の気軽にガシガシ使えるノートパソコンを探していたので、新ドンキPCはどうなのかな?と気がそれていました。
実際に調べてみると・・・あまりおすすめできない性能ということがわかりましたので、今度は中古を探してみました。
というか実は並行して中古も漁っていましたよ。
そこで見つけたのがこれです!
ヤフーオークションですね!
【取引連絡】ということでお気づきでしょうが。【落札】しました!!!
入札は私だけ!(笑)
気になるCPUは「Intel core i3-4100M」です。
新ドンキPCとくらべてみますと・・・
Intel Core i3-4100M | Intel Celeron N3350 | |
2.50 GHz | クロック周波数 | 1.10 GHz |
ターボ (1 コア) | 2.40 GHz | |
ターボ (全て コア) | 2.40 GHz | |
2 | コア | 2 |
はい | ハイパースレッディング | いいえ |
いいえ | オーバークロック可能 ? | いいえ |
3.00 MB | キャッシュ | 2.00 MB |
Intel HD Graphics 4600 | GPU | Intel HD Graphics 500 |
0.20 GHz | グラフィック クロック周波数 | 0.20 GHz |
1.15 GHz | GPU (ターボ) | 0.65 GHz |
7.5 | GPU Generation | 9 |
22 nm | 技術 | 14 nm |
11.1 | DirectX Version | 12 |
3 | 最大画面サイズ | 3 |
20 | ユニット | 12 |
160 | Shader | 96 |
ということで、ハイパースレッディング・テクノロジー搭載の2コア4スレッドのCPUになります。
それが中古で5,980円です!
しかも入札が私一人ですから初期の金額で落札です!
送料込みで7,210円です。
きれいにクリーニングされており、本当に少しの経年劣化以外はきれいになっています。
しかも届いてすぐ使えるようにWindows10にアップグレード済み!
気になるベンチマーク結果は?
ベンチマーク結果でも随分な差が出ましたよ。
- Intel Atom x5-Z8350 533
4x 1.44 GHz (1.92 GHz) - Intel Celeron N3350 539
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
Cinebench R15 (Single-Core)
- Intel Core i3-4100M 99
2x 2.50 GHz HT - Intel Celeron N3350 48
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
Cinebench R15 (Multi-Core)
- Intel Core i3-4100M 251
2x 2.50 GHz HT - Intel Celeron N3350 89
2x 1.10 GHz (2.40 GHz)
と大幅に差がついています。
実は「core i3-4100M」は最新の薄型軽量パソコンで使用されている「Celeron N4000」よりもベンチマークの数値は良いです。
「Celeron N4100」と同性能くらいか場合によって少し負けるくらいのようですよ。
そう考えますと、そのパソコンが中古とは言え、送料込み7,210円購入できたのはラッキーでした!
運が左右しますが、状態の良い中古というのも手に入るものなんですね。
ちなみにこの記事もヤフオクで落札したパソコンで書いています。
ブログの記事を書くならどのパソコンでも大丈夫でしょうと言いますが・・・確かにそうです。
しかし、ストレスなく使えるのは良いですね。
まとめ
新ドンキPC【MUGAストイックPC3】を購入するなら、中古で「core i3」搭載のパソコンを探すのが良いですよ!
運がよいと旧式「core i5」を搭載したパソコンを1万円以下で落札できたりしますよ。
そして、その場合ですと少なくともストレージとメモリは交換することができますので、HDDからSSDへと換装したり、メモリ容量を増やすことでより快適に使用できるようになります。
しかし、【MUGAストイックPC3】はすべての部品がマザーボードに半田付けですので、メモリやSSDの換装ができません!
魔改造不可なんですよ!
コンパクトでIPS液晶ということは良いのですけどね・・・。
個人的には中古を探すか、もう少し予算を上げて新品で、
ASUS E203MA-4000G2(スターグレー) 11.6型 Celeron/4GB/64GB 価格:28,138円 |
価格:40,000円 |
このクラスのパソコンを手に入れた方が幸せかもしれませんよ。
中華パソコンですがCHUWIも面白い製品を出していますからね。