スマートフォンの充電ケーブルが異常発熱し、最悪発火するケースが相次いでいます!
スマホ充電ケーブル 事故80件超「化学やけど」のケースも|NHKニュース
スマートフォンの充電ケーブルのコネクターが異常に発熱してやけどをするなどの事故は、この5年間で80件を超え、「化学やけど」と呼ばれるけがをしたケースもあります。 https://t.co/sytif6uDh3
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) February 28, 2019
純正品の充電器や充電コード以外を使いますとこのような事故につながるといわれていますが、私たちはどのようにきをつけたらよいのでしょうか?
充電コードが発火する原因は?
そもそも、サードパーティー製のケーブルの強度不足などが原因の場合がある。
ケーブルの中の導線が一部断線していたり、もともとの設計が、充電の電流に耐えられず、発熱する場合がある。
あまりに安いケーブルや、出所が不明なケーブルは使は無い方が賢明だろう。
ただ、もともとの製品に問題がある場合よりも、ユーザーの使用状況に問題があることの方が事故の原因としては多いようだ。
使用状況とは
「ほこりや水分、液体の付着でトラッキング(通電)現象が起きた」
といったものや、
「コードが繰り返し折れ曲がったり、踏みつけることで、大きな荷重が加わって断線した」
などを指していて、この5年間で8人が死亡し、1人が重傷を負っている。
死亡事故も起きているので、他人ごとではない。
また、発火と言う事で、ケーブルやスマートフォンだけでなく、周りに延焼する恐れもあるため、大事になることもあるようだ。
特に、就寝前にスマートフォンを使用し、充電しながら枕元に置いている人も多いのではないだろうか。
枕元といえば、マットレスやシーツに始まり、案外燃えやすいものが多いように思う。
もし仮に、これらに引火したら大変なこととなるだろう!
また意外に多いのが、
コネクター内部に飲み物などが入り込んでショートし、そのまま充電ケーブルをつなぎ異常発熱したケースだ。
2016年7月には大阪府の40代女性が
「充電中のスマホから異臭がし、ケーブルとの接続部分が焦げて指がヤケドした」
という事故をはじめ、28件が報告されているようだ
また、コネクターの変形でショートが起こるケースも多く、スマホは接続せずに、コンセントに充電ケーブルを接続したままの状態で放置していたところ、周辺が燃える火災が起きている。
使用しない時は、コンセントから抜いておくのが賢明かもしれない。
さらに、就寝時など、充電ケーブルに長時間触れていたことで化学やけどを負ったケースも多いようだ。
事故を起こさないためにはどうするか?
この手の事故を防ぐには、やはり純正の製品を使うことが一番安全だろう。
しかし」予備や、または、会社と自宅と車内と、、、いくつか充電環境を準備したい方も多いだろう。
その場合は、信頼のおけるメーカーの製品を使用することが大切だ。
特に最近のスマートフォンでは、急速充電対応と言う事で、充電アダプタも2.1A仕様など、大電流仕様になっているものも多い。
電流が多いとなると、ケーブルの規格が合わないと、最悪発熱する量も多くなると言う事だ。
しかるべき規格のケーブルと充電器を使用することで、事故の確率グッと下がるだろう。
また、基本中の基本であるが、
- 「濡れた手でコネクタ部分を触らない。」
- 「ほこりがコネクタ部分やコンセント、充電器にたまらないように、こまめに清掃する。」
- 「ケーブルを折り曲げたり、無理な力がかからないようにする(断線予防)」
- 「異臭がしたり、ケーブル部分や充電器、スマートフォン本体などが異常に熱を持ち始めたら、直ちにコンセントから抜き、その製品は2度と使用しない。」
などがあるだろう。
せっかく便利な製品だから、安全に気を付けて使用したいものである。